真っ赤な衣装で激しいダンス!第72回紅白歌合戦に出場した櫻坂46とは?
2021年(令和3年)12月大晦日に開催された第72回紅白歌合戦、そこに櫻坂46が出演してパフォーマンスをしました。櫻坂46を知らない方に向けてどんなグループなのかをまとめてみました。
※一ファンの個人的な意見です。
今回のパフォーマンス
櫻坂46として2回目の出演となる紅白歌合戦、今回の「紅白」はNHKホールが改修中のため東京国際フォーラムで開催され、櫻坂46はその「ガラス棟」でパフォーマンスをしました。時間は番組序盤の19:50頃からでした。
楽曲は10月13日にリリースした3rdシングル「流れ弾」で、その短縮バージョンです。センターは田村保乃で、通常の「歌唱メンバー」(選抜とは呼ばない)14人より多いメンバー23人全員でパフォーマンスしました。
情熱的な真っ赤な衣装をまとい背後からレーザー光線が照射される中で、一心不乱にキレのある激しいダンスをし、田村らの強い表情も印象的でした。櫻坂46としては激しい部類の曲ですが、この気迫は欅坂46から改名して受け継いだ櫻坂46らしさを感じる雰囲気でもあります。
「流れ弾」という曲はネット上で繰り広げられる言葉の暴力が生々しく描かれた社会風刺になっており、「リンチパーティー」などの言葉も出てきます。いたずらに繰り広げられる攻撃に対し「信じ合わなきゃ世界が終わる」と愛の大切さを訴えています。
・「流れ弾」について詳しくはこちら
・ツイッターのNHK紅白歌合戦アカウントでパフォーマンス終盤が見られます
?櫻坂46の皆さんで『流れ弾』でした!
— NHK紅白歌合戦 (@nhk_kouhaku) December 31, 2021
真っ赤な衣装と激しいダンスがとても素敵でしたね
?NHKプラスでスマホからも?⚡️https://t.co/QDwe3Bicnt#NHK紅白 #櫻坂46 pic.twitter.com/QXdnNfcxxC
櫻坂46とは?
欅坂(けやきざか)46時代
元は欅坂46(けやきざかフォーティーシックス)というグループでしたが、2020年10月14日に櫻坂46(さくらざかフォーティーシックス)に改名して再始動しています。それまでは全ての曲のセンターを平手友梨奈が務めていましたが、彼女が脱退したことが1つの要因となっています。
欅坂46時代は「笑わないアイドル」「アイドルらしくないアイドル」など揶揄され、ロック業界からも注目されロックフェスにも出演するなど、アイドルグループとしては異質な存在でした。建前ではなく本音に寄り添う、自分らしく生きる事を訴える等、一般的な可愛い、明るいというアイドルとは対極的でした。
メッセージ性が強く、楽曲の世界観を表現して届けることを重視していました。カッコいい衣装で気迫ある強い表情で、乱れた髪も直さずカメラが近づいてもアピールすることなく、狂気的でもあり、とにかく表現に集中していました。中性的でもありアイドルの中でもアーティスティックな存在で、女性ファンの割合も多かったです。
・欅坂46 8thシングル「黒い羊」のMV
■欅坂46 『黒い羊』(櫻坂46公式)
https://www.youtube.com/watch?v=MAkIYZiyJq4
櫻坂(さくらざか)46へ改名後
櫻坂46になると「何色にも染まれるグループ」を目指していくようになりました。「櫻」になぞらえて可憐さ、美しさと女性的なイメージが強まりつつも、逞しい女性、強い女性像という表現がされます。
欅坂46時代からのメッセージ性の強さ、世界観を表現して届ける事を重視するという特徴は受け継ぎつつ、より一般寄りになったと思います。強い系の他にもハイテンション系、妖しい系、可愛い系など、より幅が広がった多様な楽曲とパフォーマンスが生まれています。
その中でも表題曲は基本カラーとして、強い決意の心や反抗感や強い女性像を激しいダンスで表現しています。欅坂46時代に引き続いて「ダンスがすごいグループ」という印象を受けます。特に「流れ弾」は最も激しく、一心不乱に気迫あるダンスをしています。
・3rdシングル「流れ弾」のMV
■櫻坂46『流れ弾』(櫻坂46公式)
https://www.youtube.com/watch?v=drCopBcrxRM
単純に激しくてカッコイイ、そういう印象を受けるのではないでしょうか。良い意味で一般的なアイドルのイメージとは違うと思います。櫻坂46は欅坂46時代からダンス、衣装、MV監督など本気のクリエーターにも恵まれており、アーティスティックなイメージに仕上がっています。
他の坂道グループとの比較
櫻坂46は「坂道」グループの一員であり詳しくない人には総称されますが、その中でも少し独特な存在です。
他の坂道グループと比較すると次のような印象を受けます(あくまで私見です)。
- 乃木坂46のように清楚・清純というビジュアルイメージを前面に出すことよりも、パフォーマンスによる表現に集中
- 日向坂46のように笑顔でハッピーな雰囲気、学生の恋愛の歌詞ではなく、より普遍的な歌詞の世界観を表現
※両グループともそれが良さなので批判するつもりはなく、私が櫻坂46が一番刺さっただけです。
このようにパフォーマンスも題材も他グループのようなアイドル的な媚びる感じではなく、多様な楽曲の世界観をひたすら表現する事を重視した雰囲気です。恋愛系の曲もありますが他グループほどリアルなものではなく表現的な感じがします。
各歌の内容はメンバーと同世代向けのメッセージが基本だとしても、大人が感じている状況にもなぞらえることができるなど様々な解釈が可能です。楽曲を読み解いた上で体現するように表現しているので、それを探したり考察したりする楽しみ方があるのも奥深いです。
ファン層はライブ会場でもやはり女性ファンの割合が多くて驚かされますが、男性に媚びるようなリアクションをするグループではない事も一因かもしれません。年齢層も若年層が中心とはいえ幅広いです。
坂道グループの中でもアイドルアイドルしていないし単純にカッコいいので、櫻坂は大人でも推しやすいグループだと思います。私もそういうスタンスで推していてアイドル的な要素はあまり重視していません。
もし純粋に櫻坂46のパフォーマンスが気になったら、アイドルに興味がない人も、老若男女も問わず、まずは櫻坂46公式YouTubeのMVからチェックしてみて下さい。
↓いくつかおすすめを挙げます↓
・2ndシングル「BAN」も激しいダンス曲
■櫻坂46 『BAN』(櫻坂46公式)
https://www.youtube.com/watch?v=fPZ37t3nvco
・この恋愛曲はセンター藤吉が「恋愛以外の解釈を見つけた」と話す
■櫻坂46 『なぜ 恋をして来なかったんだろう?』
https://www.youtube.com/watch?v=S4gEJIyLHlM
・デビューシングル「Nobody's fault」は強い決意を歌う
■櫻坂46 『Nobody's fault』
https://www.youtube.com/watch?v=fagRTasDcKo
終わりに
「紅白」出場をきっかけに櫻坂46がどんなグループなのかを客観的に説明を試みました。文章下手なので伝わっているか分かりませんが(おかしい所もあるかもしれません)。
私は欅坂46時代に知人に連れられて初めてライブに行き、圧巻のパフォーマンスに衝撃を受けて以来ハマった身です。櫻坂46になってからも良い意味でアイドル感が強すぎない系統なのが自分に合っていたし、単純にカッコいいし強い刺激を受けています。
多くの人が何かのきっかけにアイドルという偏見なしにこのグループを応援してくれると幸いです。老若男女問わず"Buddies"(櫻坂46ファンの総称)が増えていくことを願います!
・紅白後の公式ツイート
「第72回NHK紅白歌合戦」をご覧頂き、ありがとうございました
— 櫻坂46 (@sakurazaka46) December 31, 2021
そして、2021年も櫻坂46を応援いただき本当にありがとうございましたっ
2022年もどうぞよろしくお願いいたします#櫻坂46https://t.co/SE48SNwCEb pic.twitter.com/njl5C1yFuy
・「流れ弾」について詳しくはこちら
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