【櫻坂46】3rdシングル「流れ弾」とカップリング曲まとめ

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櫻坂46の3rdシングルが10/13(水)に発売されます。表題曲「流れ弾」とその他の収録曲について、その内容と個人的感想をまとめます。

※情報が解禁され次第随時追記します。

【関連】
過去のシングルの同様のまとめはこちら:
【櫻坂46】2ndシングル「BAN」とカップリング曲まとめ
【櫻坂46】1stシングル「Nobody's fault」とカップリング曲まとめ

メンバーとフォーメーションはこちら:
【櫻坂46】3rdシングル「流れ弾」の各楽曲のメンバーとフォーメーション

/diary_picture/202108/301.jpg引用:櫻坂46公式サイト

各収録曲について

表題曲「流れ弾」とカップリング6曲について、個人的な感想と共に紹介します。

流れ弾

【種別・収録】表題曲、全Typeに収録
【センター】田村保乃
【歌唱メンバー】小林由依、菅井友香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかる、山﨑天(以上櫻エイト)、小池美波、大園玲、武元唯衣、藤吉夏鈴、松田里奈、守屋麗奈

田村保乃が初めてセンターを務める表題曲「流れ弾」は8/23の「レコメン!」で解禁されました。曲名は「ながれだま」と読みます(「ながれだん」ではありません)。

アップテンポに力強い深いビートと素早いベースやリズムの動き、リズミカルでノリが良くて力が湧いてくるようなカッコいい系の曲です。大人っぽさもあり「それが愛なのね」の系統をもっと激しくしたような感じにも思えます。

また冒頭のブラスセクションのリズムで始まるこの雰囲気は「W-KEYAKI FES.2021 Day1」の最初のパフォーマンスのBGMを思い起こさせます。

櫻坂46の表題曲の傾向らしい「激しくカッコいい系の曲」という表現になりますが、ノバフォやBANともまた違う今までなかったファンク風な曲調です。一度曲が終わったと思ったら転調してラスサビに入る構成が斬新です。

バックのサウンドの激しさや気取った歌い方からか最初は歌詞が聞き取りづらかったというのが本音です。※歌詞については下方に追記しています。
ラジオでの解説によると「愛がなくちゃ世界が終わる」というような内容で、セリフは1番が山﨑と森田、2番が藤吉と小池とのことです。

【追記】歌詞に言及のあるツイート:

フェスにも合いそうな雰囲気で、ライブではテンション上がって盛り上がる様子が想像できます。中止となった「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」にこの曲が入っていても不思議ではありません。

曲だけ聴いた段階では女の子らしい田村によるセンターのイメージとは結び付きづらいですが、思えば過去には不協和音の「僕は嫌だ!」も務めています。初めての表題曲センター交代でもありどんなパフォーマンスを見せてくれるのか楽しみです。

【以下追記】MVが9月12日(日)の22:00からYouTubeでプレミア公開されました。その前に同日の全国ツアー福岡公演2日目のライブ会場でも映像が流されています。

・池田一真監督のツイート

第一印象は「欅坂46が戻って来た?!」。安易かもしれませんがそう思い起こさせられました。

シックな黒い衣装と情熱的な真っ赤な衣装に身を包み、クールでカッコいい系のキレのある激しいパフォーマンス。力強く激しいダンスで髪を振り乱し、一心不乱に踊り狂って表現しています。

1人1人の顔はあまりはっきり映ることはないながらも、個々がしっかり表現することで全体で1つとなって強い訴求力を生む気迫のパフォーマンス。たまに見える顔は気を発するような強い表情をしています。

これはまさに欅坂46の時に感じていた感覚に近いです。欅坂46に多かった憂鬱さ、儚いクールさという「陰」を感じられた面は薄れつつも、欅坂46の良い面がうまく活きているように感じられます。

センターの田村保乃はクールな大人な美しさも感じられ、強い女性像というテーマを際立たせています。前作までの森田ひかるを中心に表現してきた強さともまた異なりますが、そこで確立してきた櫻坂の女性らしさは色濃く反映されています。

まさに欅坂46を経た櫻坂46にしかできないパフォーマンスであり、「進化」という言葉を感じさせます。可愛さを前面に押し出す他のアイドルグループとは違う表現重視という魅力的なエッセンスは健在で、新たなワクワク感を生み出しました。

【追記】10/4の「CDTVライブ!ライブ!」で歌詞が判明しました。

・歌詞を抜粋

どっから飛んできた?流れ弾 知らない間に撃たれてた
なぜだか心は血を流してた

面白半分に銃口を向けたのか?
動画投稿中 どうせ拡散中
とうとう急上昇中 Like Like Like

誰が? 何のために? さあね Beats me!
火だるまになって 炎上!

今宵もどっかしらで 顔隠して リンチパーティー
ターゲットにはなりませんように いい子でいますから ねえ
こんなことしてたら 誰も彼も家から出ない
語り合おう 見つめ合おう 愛がなくちゃ世界は終わる

その他大勢の中に紛れて 目立った弱者は袋叩き
さっきまでこっちにいたおまえも あちの側から 撃つのかい?
だって…やらなかったら きっと My turn
自分守るために放火魔

明日は明日で別の誰かとエンドレスパーティー
疑心暗鬼になって 誰もやめないチキンレースだ
信じようよ 信じられようよ 信じ合わなきゃ世界は終わる
痛みは感じなかった

言いたいこと 言わせてくれ!

たった一つだけの ルールを決めて…『他人のことは言わない』
誰も彼も自分の事だけ語り合った
そうか みんな 本当は 誰かに話かけたかっただけなのか?

飛んで来なくなった流れ弾 窓の外なんか見ちゃいない
週末の夜の街にも 銃声は聴こえない

歌詞には投稿、拡散、Like(いいね)、炎上、特定、謝罪などSNS時代らしい言葉が出てきます。銃口を向けた、火だるまになって炎上、顔隠してリンチパーティー、弱者は袋叩き、自分守るために放火魔、チキンレースと、ネット上で繰り広げられる「言葉の暴力」が生々しく描かれた社会風刺になっています。

匿名の場では人を傷付ける無責任な発言が自由にでき、立場をコロコロ変えて身を守ろうとし、自分がいつ標的になるかも分からないことに怯える。飛び交う銃声の中で受けた「流れ弾」、それには何か意味があったのだろうか。

そんないたずらに繰り広げられる攻撃に対し「愛がなくちゃ世界が終わる」「信じ合わなきゃ世界が終わる」と愛の大切さのメッセージを訴えています。ネット上の心無い言葉、誹謗中傷は匿名だからで本人を目の当たりにしては言えないもので、本当にそんな世の中を望んでいるのかと考えさせられます。

「Nobody's fault」や「BAN」は主人公が主体だったのに対し今作では現代を象徴する社会風刺に変わっています。センターが「強い女性像」の田村に変わりジャケットのテーマは「革命」となり、激しいダンスの強い訴求力と共に「メッセージを届ける」カラーが強まった挑戦的な作品となっています。

【追記】10/16のシブヤノオトでTAKAHIRO氏による振り付けの解説がありました。

流れ弾が「SNSを介し言葉の暴力が横行する社会へ、愛を持って立ち向かう曲」として、以下のように解説していました。

振付という何かをつけるのではなく、彼女たちの中にあるものをより表面化させる、それが今回の「振り」

前半、グループと個(田村)に分かれている
社会と一人の人間というのか、世の中の社会の対立構造を見せるほうが伝わるんじゃないか

一番初めから作り始めた、踏み込みを強くしている
地面に対してドンっと自分が深く突き刺すようにすることで、自分たちを引き込もうとする何かに対して、意思があることを見せようという振りが結構入っている

ラストのサビは一人一人が同じ振りをキレイにそろえようとするわけではなく、できるだけパワーを出せる大きな動きにすること
個々の自分のエネルギーの出し方を追求してほしい

最もこだわったのは「目」
どうやったら一番メッセージが強く伝わるか
SNSの時代の中で日々流れ弾・言葉の銃に打たれ続けている彼女たちだからこそ伝えるものがあるんじゃないか
最後は振付という形ではなく彼女たちの表情が一番伝えたいところ


そして以下のようにまとめられています。

内なるものを表現した振り

  • 社会と個人の対立構造
  • エネルギーを放出させる大きな動き
  • すべてをそぎ落して表情でみせる

櫻坂46はダンスが激しくカッコイイという表面的な側面だけではなく、楽曲のメッセージを表現する事に力を入れているグループです。パフォーマンスによって何を表現・体現しようとしているのか、ダンスに込められた想いを読み解くことでより理解が深まっていく奥深いもだと感じさせられます。

Dead end

【種別・収録】カップリング曲、全Typeに収録
【センター】森田ひかる
【歌唱メンバー】小林由依、菅井友香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかる、山﨑天(以上櫻エイト)、齋藤冬優花、原田葵、井上梨名、遠藤光莉、大沼晶保、増本綺良

森田ひかるセンター曲「Dead end」は9/5の「こち星」で解禁されました。"Dead end"とは行き止まり、行き詰まり、窮境(どうにもならない苦しい境遇・立場)という意味です。

ブラスサウンドで始まるアップテンポでノリの良い曲で、力強いビートと共に疾走感があるカッコいい曲です。表題曲同様にサウンドの音量が大きめの印象で、低い音域の深いベースと強く打ち込むリズムが印象的です。

サビ前にはセンター森田の「ハァ、ハァ」と息を切らす音が入っています。サビには合いの手の"Dead!"と"End!"があり(Hey!ではないようです)、ライブで盛り上がりそうな雰囲気です。

歌詞を抜粋:

否定されたアイデンティティ 悲観的な大人たちへ
振り返って一言言う 安い愛を押し付けないで
全力で走り抜けたら何が分かる?

行き止まり 行き止まり 世界にだって涯てはあるんだ
ここから どうする? 目の前は真っ暗だ
行き止まり 行き止まり 壁だったら 壊せるけど
来た道戻るか? 夢見て過ぎた時

過去と未来繋ぐ今をどう生きるか?

妥協なんてするものかと 抵抗しても同じ結果
遠回りをした分だけ 要注意の人物になる

終わりなら 終わりなら 次はどこで始まるんだろう
この先どうなる 絶望の未来系
終わりなら 終わりなら 退場する出口を探せ!
続きは ないのか? 失くした現在地

歌詞には「大人への抵抗」「妥協なんてするものか」「絶望」を含んでいるし、内容的に欅坂46っぽさを感じさせられます。櫻坂の表題曲も強い意志・心の叫び系が続いており、BANにも近い内容に感じられますが、よりストレートな内容になっています。

欅坂46ほどシビアな雰囲気ではなく清々しい疾走感の中でそういう歌詞を歌っており、前向きな秘めた気持ちが突き動かされそうな雰囲気です。パフォーマンスも激しい事が目に浮かびます。

表題曲でもいいぐらいのしっかりした曲という印象です。「流れ弾」と似た系統であるしライブ映えする曲を増やしたいのかもしれません。森田センターとしてどのようなパフォーマンスになるのか楽しみです。

※【以下追記】MVは9/19(日)22:00にYouTubeでプレミア公開されました。その前に同日の全国ツアー愛知公演1日目の会場でも映像が流されています。

サムネの時点でもそうですが、センター森田ひかるのショートヘアに目が隠れる長い前髪と鋭い目つき、まるで平手友梨奈を彷彿とさせるビジュアルだと感じさせます。

1サビ直前からの森田をメンバー達が囲うフォーメーションは「語るなら未来を」、2サビ前に指を差されるのは「黒い羊」、直後に椅子を蹴飛ばすのは「ガラスを割れ!」、2サビ後に草原を走るのは「世界には愛しかない」。

少なくともこれらのオマージュから、意図的に欅坂46の要素をちりばめていると考えるのが自然でしょう。加藤ヒデジン監督の作品であり、BANの時に「欅を経た櫻」と表現していたように欅からの繋がりは意識しているでしょう。

・加藤ヒデジン監督のツイート

無言の宇宙

【種別・収録】カップリング曲、TypeDに収録
【センター】渡邉理佐
【歌唱メンバー】小林由依、菅井友香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかる、山﨑天(以上櫻エイト)、上村莉菜、尾関梨香、守屋茜、幸阪茉里乃、関有美子

初の1期生センター曲、渡邉理佐センターの「無言の宇宙」は9月13日(月)の「さくらひなたロッチの伸びしろラジオ」で解禁されました。

爽やかなアコースティックギターで始まる比較的落ち着いた穏やかで清々しい雰囲気の曲です。今までの激しい2曲と比べるとでギャップがあります。

理佐の「理屈じゃないんだ」、小林と田村(田村ブログから判明)の「必ず帰ってくる」のセリフが印象的で、1人1人のソロが続く箇所もありそれぞれの声を聞き分けやすいです。

・歌詞を抜粋

広い世界には多くの人がいるのに
同じ時間を共有するなんて
それを奇跡で片付けちゃうのは
もったいない勘違い

言葉なんかいらないって初めて気づいた

愛を少しでも語り始めてしまったら
”愛してる”その真剣な気持ちは
心から漏れて行くものだ
知らぬうち 熱が逃げちゃうようにもうお互いに感じなくなる

もしここでどちらかが視界から消えたとしたって
どんな行動を起こすか?想像してみればわかるよ

表情の中の宇宙には
意味を持って輝く星があるその光を読み取ってほしくて・・・

言語化しなくたって
全て伝わるんだ

恋人たちはいつもただ見つめ合うだけで
静寂は美しい

歌詞を聞くと「大切な人」への想いがあふれた内容で、愛に言葉はいらないというメッセージを伝えています。今まで山﨑天センター曲に多かった「仲間系」の曲に近いです。

歌詞には「恋人たち」とありますが、ラジオで関有美子が「解釈はそれぞれ、近くに居る友達、恋人、家族など大切な人を思い浮かべて」と言っていたように、様々な親しい人間関係に例えられます

この曲を聞いた後では穏やかで清々しい気持ちになれます。誰かを想うこの曲は現在小林由依が休業している事などにも当てはめられ、その時々の「誰か」への想いがあふれてくるでしょう。

【追記】9/28にMVが公開されました。

浴衣を着た渡邉理佐や私服の他のメンバー達が夜の東京の街を歩き、不安そうだった切ない表情が段々明るくなっていく構成になっています。各ロケ地も探したくなります。

モデルも務める理佐のスタイルの良さや可愛らしさが感じられ、切ない表情も明るい表情も魅力的です。和風テイストも取り入れた女性的な柔らさの感じられるダンスで、儚げならがも美しさを感じます。

ソニア

【種別・収録】カップリング曲、TypeAに収録
【センター】?
【歌唱メンバー】上村莉菜、尾関梨香、小池美波、齋藤冬優花、原田葵、守屋茜、井上梨名、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、関有美子、武元唯衣、藤吉夏鈴、増本綺良、松田里奈、守屋麗奈

カップリング曲「ソニア」は9/26の「こち星」で解禁されました。「ソニア」はギリシャ発祥の女性の名です。

この曲は3rdシングルBACKSメンバーが歌っています。現時点でセンターは不明で、ラジオでは振り付けは決まっていないとの発言もありました。

曲調は比較的落ち着いた爽やかな清々しい雰囲気の曲です。

・歌詞を抜粋

ある時僕に教えてくれた 幼い頃の秘密の話
ママのつけてたリップスティックが 世界で一番欲しかったってこと
ある日バッグからそっとそれを盗み出し 一人のバスルームに鍵かけたんだろう?
自分で塗ってみたのかい
唇からはみ出したのは 届かない背丈のせい
いつもよりも キレイだった

ずっと机に隠してたこと ママはきっと知ってたと思う
好きな人ができた頃 自分が似合う色を探すようになった
今までとはイメージの違う大人っぽいものも良い
一番素敵な自分になりたい

何度も恋をする度に 表情変わって行く
リップスティックってあの日からずっと描き続けたダイアリー
今日の気分は何色にしよう

女性が少女の頃のエピソードを懐かしむ内容の歌詞となっていて、女性的な穏やかさ、優しさの感じられる雰囲気です。サビの「ソニアソニアソニア~」は特徴的で耳に残ります。

歌詞は「ある時僕に教えてくれた」で始まっていることから男女の会話であることが想像できます。特に違和感がある「自分で塗ってみたのかい」は相手側の発言のはずです。ではその男性は誰なのか

個人的な考えですが、「自分で塗ってみたのかい」という口調と、「描き続けたダイヤリー」そして「『今日』の気分」、これは結婚式の日に新婦が父親と会話している様子ではないでしょうか。他にも様々な捉え方ができると思います。

美しきNervous

【種別・収録】カップリング曲、通常版に収録
【センター】田村保乃
【歌唱メンバー】小林由依、菅井友香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐、田村保乃、森田ひかる、山﨑天(以上櫻エイト)、小池美波、大園玲、武元唯衣、藤吉夏鈴、松田里奈、守屋麗奈

田村保乃センター曲「美しきNervous」は9/28の「レコメン!」で解禁されました。"Nervous"は緊張の意味の「ナーバス」です。

Aメロはどこか懐メロっぽく始まったかと思えば、拍に合わない繰り返しのリズムのメロディーや独特の歌い回し、合いの手などの雰囲気はアニソンらしさも感じさせるような曲調です。

半音下がるコード進行の部分も印象的だったり、サウンド的な要素が多い曲です。

・歌詞を抜粋

だってだってだって切ない
声が声が声が出て来ない
じっとじっとあなた見つめてる
全ての時間が止まる

美しきNervous 知らぬ間にNervous
緊張して動けないの 恋をするにはピュアすぎる
美しきNervous いつだって出会いは偶然
何を話そうか 準備するその間すらなかった

妄想はPanic 感情がPanic
話したい話せない 頭の中まとまらない
一人もうPanic 愛しさが全身暴れる
手足縛られて 現実に放り出された感じ

衝撃的出来事だった
金縛りに遭ったみたいに

ナーバス、パニック、金縛りなどのワードを用い、恋に落ちた時の緊張した苦しい心情を歌った内容の歌詞になっています。サウンドバランスが大きく歌詞は若干聞き取りづらい印象を受けました。

それぞれのソロの声の区別はしやすく、特にBメロの掛け合いの部分などは声質のギャップに面白みを感じられます。センター田村の森田、藤吉、山﨑とも違う少し大人っぽい声質も雰囲気に合っているように感じます。

様々なサウンド的、声的な要素から今までになかったタイプの曲です。田村保乃という新しい個性によっても基本的な雰囲気が変わって表現の可能性が広がり、「何色にも染まれるグループ」としてまた新たな色を見せてくれました。

ジャマイカビール

【種別・収録】カップリング曲、TypeBに収録
【センター】小林由依?
【歌唱メンバー】小林由依、遠藤光莉、藤吉夏鈴

カップリング曲で櫻坂46として初のユニット曲「ジャマイカビール」は10/1の「SCHOOL OF LOCK!教育委員会」で解禁されました。

聴く前はなんとなくレゲエのようなイメージもしくはダンスメンのユニットなのでバキバキなのかと思いましたが、良い意味で裏切られました。聴いた第1印象はクールでおしゃれでスタイリッシュな雰囲気のサウンドでした。

テンポが速くノリの良い軽快なリズミカルさ、たまにスラップも入る素早いベース、2サビ後・大サビ後にはエレキギターのソロ等があり、ジャズ風の大人なサウンドという感じです。都会の夜景が合うような感じがします。

・歌詞を抜粋

ジャマイカのビールが好きなわけじゃない
冷蔵庫の中たまたまあっただけ
あいつが勝手に入れっぱなしで
賞味期限も過ぎてるけど・・・

思い出は全部粗大ごみ
業者が引き取ってようやくキレイになった

清々するような恋なら 初めから恋などしない
断捨離なんてできるわけない 未練たらたらだ
今ならまだ間に合うかも どっちかがごめんと言えば
二人はどうにかなるものだろうか

愛なんてどうせ不燃ごみ
どっちかが燃えきれずハートが燻ってる

忘れるなんて一番苦手 記憶するより・・・

1LDKのこの部屋から
あいつがいなくなってやっぱり広く見える
楽だった存在が大きい
甘えたくなるのよ

ジャマイカビール飲みましょう

歌い出しから長く続く小林の歌の上手さはさすがです。藤吉の独特の透明感と色気のある声、遠藤の落ち着いた綺麗な声と、少人数らしくそれぞれの声がじっくり聞けます

歌詞は恋愛系で、別れた後の未練の心情を表したその内容は欅坂46のユニット曲「302号室」を思い起こさせます。サウンドの雰囲気やジャマイカビールと言う具体的な趣向によってリアリティがあり、より大人な印象を受けます。

そしてダンスに定評のあるメンバー構成からパフォーマンスに関心が高まります。欅坂46時代の「新2期生」の中から遠藤光莉が入ったことは大抜擢で、今までも表立ったポジションではないながらもダンススキルの高さがたびたび話題になってきました。

情報によると振り付けはまだ決まっていないようですが、バキバキよりはスタイリッシュなダンスになる気がします。初のユニット曲でこのサウンドでこのメンバーというのは本気度を感じさせられ、期待が高まります。

On my way

【種別・収録】カップリング曲、TypeCに収録
【歌唱メンバー】井上梨名, 松田里奈

井上・松田によるカップリング曲「On my way」は10/5の「レコメン!」で解禁されました。爽やかで明るいサウンドで素直に聞きやすい雰囲気の曲です。

グループ初のデュオ曲で、歌の上手さに定評のある2人の声は伸びやかで透き通っていてきれいです。歌唱のコントロールが上手く、聴いていて安定感、安心感があります。ゆいちゃんずのようなハモリとは違いユニゾンが中心であり、いい意味ですっきりした印象を受けます。

・歌詞を抜粋

先なんてわからない今がよけりゃそれでいいじゃない?
あれこれ考えたって余計疲れるだけだよ
自分の感情に流されよう

I'm on my way 夢までの道
あっちこっち行こうが 失敗ばっかしようが まだ途中
急がなくていいんだ
わがままに On my way
まっすぐやりたいことをやろう

私が楽しかったら他人の目はどうでもいい
大好きな歌口ずさもう
誰にも縛られない
のんびりと自由に

さよなら大人たちよ
さよなら構わないで
さよなら好きにさせて欲しい

どこをどう歩いて来たって It's my life

歌詞はありのままの自分の感情を肯定し、周りを気にせずに自分らしくやりたいことをやって生きていこうという内容になっています。そんな前向きなメッセージを心地よい曲調に乗せ、元気が出てくるような歌です。

その中でも「大好きな歌口ずさもう」と具体的に2人が好きな歌についての歌詞であることから、2人に向けた歌としてのリアリティもあります。

歌唱力を武器とする2人がこの先どのような道を歩んで行くのか、この歌と共に体現していくそのスタート地点に立つ歌となります。

終わりに

3rdシングル収録曲について個人的な感想と共にまとめました。文章は上手くないのですが今回も苦労した力作になりました。

それぞれの曲を短く表すとこんな感じです。

  • 【流れ弾】一心不乱に踊り狂い生々しい社会風刺で愛を訴える
  • 【Dead end】欅坂的な内なる心の叫び、力強い疾走感
  • 【無言の宇宙】言葉よりも心、それそれの大切な人への想い
  • 【ソニア】いつ誰とだろう?優しく穏やかな女性的な回顧
  • 【美しきNervous】アニソン的な曲調で声のバリエーションが多彩
  • 【ジャマイカビール】失恋後のリアリティをスタイリッシュに描く
  • 【On my way】好きな歌う事に重ねた自分らしく生きる決意

今回も「何色にも染まれるグループ」としてとてもバリエーション豊かな曲達が揃いました。曲が増えてきてライブも楽しみになってきます。

そして3rdシングルには初めての試みが色々ありました。

  • 表題曲を含むセンターの交代
  • 櫻エイトの入れ替え
  • 1期生センター誕生
  • バックスメンバー曲登場
  • ユニット曲登場
  • 新2期生のユニット入り(欅坂時代通して)
  • 1期生を含まないユニット誕生(同上)

いよいよ本格的に動き出したという感じがします。今まで以上に変化、チャレンジ感が出てきて欅坂46時代に感じていたようなワクワク感が出てきた気がします。

櫻坂46はメッセージを伝えること、表現することを重視する魅力的なグループです。改名して1周年を迎え、その可能性の広がりが加速してきたようで今後が楽しみです。

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Written by みやだい

ファゴット一眼レフ風景写真が好きな「みやだい」です。旅行、猫、「欅櫻」も好きです。


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