【香川旅行】(1) サンライズ瀬戸、高松城、丸亀城 ~ 香川県の100名城巡り
こんにちは、旅行散策と一眼レフ撮影を楽しんでいる「みやだい」です。
10/30(土)夜~11/3(水祝)の朝まで香川旅行に行ってきました。2泊3日に行き帰りのサンライズ瀬戸を加えた形となりました。
今回のテーマは、
- サンライズ瀬戸に乗ること
- 香川県の100名城を訪れること
- 高台の景色を眺めること
- 小豆島を訪れること
としました。久々に西日本まで行く本格的な旅行でワクワクしました。
※各地のより詳細な様子は香川旅行2021の写真ページに掲載しています。
・サンライズ瀬戸
行き・サンライズ瀬戸
横浜からサンライズ瀬戸に乗って高松へ向かいました。ずっと乗りたかった寝台列車でワクワクしました。
・サンライズ瀬戸、この時は琴平行き
部屋はシングルの上段、室内は狭さを感じ立つのもぎりぎり、この秘密基地感がたまらないですね(帰りはさらに狭いソロに乗りました)。木質感のある意匠は安心感があります。
・シングル2階の室内
列車が動くと2階だからか横に結構揺れました。外は夜の景色、駅を通過すると明るくなり工場夜景もきれいです。夜中で他の列車がほとんどいないので速度出してどんどん進んで行きます。ワクワクしていることもありますが揺れでなかなか寝付けませんでした。
・東海道線、湘南のどこかの駅を通過中(後ろ向き)
静岡駅で停車すると横の新幹線ホームに停車中の新幹線、そして保線車両がゆっくり走ってきました。夜中ならではの光景で遭遇してラッキーでした。
・静岡駅は横に新幹線と保線車両(下に黄色い線)
揺れて寝付けないまま名古屋を過ぎ岐阜を過ぎ、外は真っ暗の米原付近の林の中でなぜか20分ぐらい停車していました。
・大半は外は真っ暗、揺れて寝付けない室内
始発が動き出している大阪を出た5時前頃に25分遅延のアナウンスが。どうやら貨物列車が鹿と接触した影響のようです。それにより琴平行きが高松止まりに変更になり、遅延や行先変更に関わる乗り継ぎのアナウンスが流れます。
早朝からのアナウンスで慌ただしい雰囲気でした。振替の新幹線や特急へ乗り継く人は予定より早く起きる必要があり大変だなぁと思いました。元々ほとんど熟睡できなかったのがもうこの先眠れないと悟りました。
・本州最後の停車駅の児島駅の先
児島駅を過ぎ、遅れながら瀬戸大橋を渡ります。曇りで「サンライズ」は見られませんでしたが、長い橋の巨大な構造物感、橋げた部分で爆音を上げる様子など迫力ある橋の通過で一大イベントでした。
・瀬戸大橋へ、大迫力の走行音
・途中島に上陸する場所も
・もうすぐ四国側
四国側も橋の長いアプローチ、工業地帯や山が点在する香川県らしい風景へ。そして坂出駅を過ぎて周りも下車準備の雰囲気へ。
高松駅
結局約1時間遅れの08:30頃に高松に到着しました。サンライズは長距離走るので遅延する可能性も考えておいた方がよさそうです。
・高松駅のマップ
・高松駅に到着、行き先は乗車時は「高松・琴平」でした
揺れと早朝アナウンスで眠れなかった疲れと遅延のため今日のスケジュールを削る事にしました。まずは見慣れない列車が発着する駅の非日常感を楽しみました。ターミナル駅とはいえ正直にちょっと寂しい感じがしました。
・下車したサンライズ瀬戸、注目の列車で撮影する人も
・頭端式のホーム、讃岐うどん屋さんもありました
改札を出た駅ビル「COM高松」の2階にスタバがあり休憩しました。ここからも駅のホームが見えます。
・スタバの室内外の席から見えるホーム
準備を整えて1階のコインロッカーに荷物を入れて出発します。駅前は開放的な広場、きれいに整備された雰囲気です。
・高松駅前広場
・駅舎は顔になっています
↓高松駅のさらに詳細はこちら
高松城
駅のすぐ近くにある高松城を小雨が降る下で散策します。
高松城は豊臣秀吉から讃岐国を与えられた生駒親正により築城された、日本三大水城、日本100名城の1つです。天守は明治時代に破却され、現在は重要文化財の月見櫓などが残り、玉藻公園として整備されています。
・高松城のマップ
周囲の石垣や大きな松の木々が印象的。蛸橋からは琴電の高松築港駅の音が聞こえてきました。本丸には大きな石垣の天守台がありますが天守はありません。
・高松城の西門、松の木があふれる、100名城スタンプは西門受付で押しました
・鞘橋を渡り二の丸から本丸へ
・堀からそり立つ天守台
天守台に上ると海や船も見える穏やかな雰囲気です。堀が海水100%なのは高松城だけとのことです。
・鞘橋や高松築港駅
・北側は高松港と行き交う船
三の丸には重要文化財の月見櫓(着見櫓)、水手御門、渡櫓があります。水手御門をくぐると潮の香りがしました。月見櫓内部は日曜のみ公開はちょうど良い、きしむ急階段を登り海の景色と船の音と涼しい風、海のお城という感じがします。
・石垣の上から覗く月見櫓(着見櫓)、水手御門、渡櫓
・月見櫓の内部へ、気の香りと涼しい風
・女木島、男木島、小豆島などの島々の眺望、
披雲閣庭園を抜けて桜の馬場方面へ進みます。
・三方を堀に囲まれた天守台
・艮櫓も重文
東門を出て北東側のレクザムホールでは吹奏楽コンクールの全国大会が開催されていました(知り合いに遭遇)。その敷地内にも櫓台跡があります。
・レクザムホールにある艮櫓台
海沿いの道路側からも月見櫓がきれいに見えます。櫓と連続する建物の全体を見渡すにはここがベストかもしれません。
・水城通りからも月見櫓などが良く見える
↓さらに詳細はこちら
サンライズが順調なら栗林公園にもささっと行くつもりでしたがパス。事前調べでは高徳線は昼前後は1時間に1本だし琴電の駅は少し離れてるし、バスが最適だと思いました。
昼食
昼食は駅前にお店が意外と少なくて迷ったのですが、やはり讃岐うどんを食べないわけにはいきません。駅の南側で見つけた「めりけんや」で食べました。東京にもあるチェーン店のようですが本場での雰囲気を味わいました。
・めりけんや、讃岐うどん
そして注文してる最中にバッグが壊れました…。焦りましたが食後に駅のロッカーに向かって大きいリュックを取り出し、そこから分離できる小リュックに中身を入れ替えて事なきを得ました。
旅にトラブルはつきものという感じですね…。ロッカーがすぐ近くだったのでタイミングは良かったです。便利そうと思ってたまたま分離タイプのリュックを買っておいてよかった。
丸亀城
JR予讃線で丸亀城に向かいます。2両編成の快速の電車、途中駅では車掌が切符確認していてローカル感を感じました。高松近くでもICカードに対応してない駅があるんですね。
・予讃線の列車
・丸亀駅に到着
駅からお城までは徒歩約15分ぐらいです。商店街を歩いて市役所脇の通りに出ると正面に丸亀城が見えてきます。石垣の高さが高いので街中からも良く見えます。
・街のシンボル的な丸亀城
丸亀城は生駒親正により高松城の支城として築城、一国一城令で廃城になるも丸亀藩が成立すると後に現在も現存する天守が完成しています。石の城で高石垣の総高は60mで日本一です。現存十二天守の1つで100名城です。
・丸亀城のアップ
・現存する大手一の門、二の門は重要文化財
お城の坂を登って行きますが、どこにいてもとにかく石垣の高さや規模の大きさを感じられるお城です。角度が増す高石垣は「扇の勾配」とも呼ばれます。各曲輪の角には櫓台跡が沢山あり、それぞれ眺望が良かったです。
・見返り坂という急坂、右手に高石垣が林間から見えます
・三の丸北側にある最も高い石垣は20mを越す
・櫓台が何か所もあり景色が良い
・月見櫓より、讃岐富士こと飯野山が印象的
・さらに石垣が積み上がり、石垣のお城という感じがします
日本100名城の1つで全国に12ヶ所しかない貴重な現存天守の1つ、その中に入ります。木の香りがする城内、木造の床や急階段がミシミシ音を立てて揺れます。最上階からは特に海側の開放的な眺望が見やすく、瀬戸大橋も見えました。
・本丸の天守へ、中の受付で100名城スタンプを押しました
・ミシミシ揺れて木の香りがする城内
・海側の開放的な眺望
・右奥には瀬戸大橋
本丸も3カ所の櫓台跡がありそれぞれ開放的で眺望が良いです。街の音も聞こえてきます。
・本丸からも開放的
お城の北側から東側へと下って行くと石垣が大きく崩落した部分がありました。2018年の西日本豪雨の影響だそうです。広い広場を使って石を1つ1つ管理している大規模な修復現場を目の当たりにし、お城の裏側の現実を知りました。
・グランド後には沢山の石垣
・大きく崩落した石垣が痛々しい
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休憩~夜
お城に上って疲れたので大手門前の施設にあるスタバで休憩しました。真新しい施設できれいで中では選挙投票が行われており(自分は期日前投票済み)、中高生たちも多く集まり勉強したり遊んだりにぎわっていました。
・スターバックス コーヒー 丸亀マルタス店
電車で高松に戻る予定でしたが思った以上に疲れがたまっていて、高松で合流予定だった家族の車でここまで来てもらいました。
ホテルから高松の繁華街・瓦町に出ると何やら若い人達で賑やかな雰囲気。実はこの日はハロウィンで、周辺は香川の渋谷と化していました。「鎌倉パスタ」で食べましたが店内にも仮装したお客さんが多くて驚きました。
こうして100名城を2つ巡った1日目が終わりました。睡眠不足なので早く寝たいところですが夜はホテルでライブ配信を鑑賞、夜更かしになってしまいました。
※各地のより詳細な様子は香川旅行2021の写真ページに掲載しています。
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