【ライブ】欅坂46「THE LAST LIVE」~感謝と惜別の壮大な終幕 そして櫻坂46へ

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2020年10月12日(月)、13日(火)の2日間、欅坂46の「THE LAST LIVE」が無観客配信ライブとして開催されました。鑑賞した内容についてレポートし、感想をまとめます

なお、過去最大の力作でとても長いです。読みづらいかもしれませんが、ライブを振り返ってその時の感情を思い出すように見て頂ければ幸いです。

/diary_picture/202010/501.jpg引用:欅坂46公式サイト

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ライブ開催までの経緯

ライブの内容に入る前に、それまでの経緯を振り返ってみます。

前日まで

2020年7月16日(木)に開催された無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」にて、10月のラストライブで欅坂46としての活動に区切りをつけ、新しいグループ名になることがキャプテン菅井から発表されていました。

ラストライブは国立代々木競技場第一体育館で2日間開催され、新型コロナウイルス感染症対策のため客席数を減らして開催するとされ、チケットの大争奪戦が予想されていました。しかし後日(9/18)、安全面を最優先し、無観客配信ライブとして開催することになりました。

ご時世から生のライブができないことは仕方ありません。一方で配信の特性でチケットの抽選がなく、購入者全員がライブを鑑賞できるという面もあります。

9/20には新グループ名が「櫻坂46」であると発表されました。

ライブを目前にして、9/30には石森虹花が当日をもって卒業するという残念な知らせがありました。10/9には佐藤詩織がラストライブをもって卒業することが発表されました。

そのためラストライブ出演は27人で、櫻坂46は26人でスタートを切ることになります。

THE LAST LIVE PR動画

【欅坂46公式サイトのニュースのリンク】
決定!欅坂46ラストライブ 国立代々木競技場第一体育館2days | ニュース | 欅坂46公式サイト
欅坂46「THE LAST LIVE」、無観客配信ライブでの実施へ。視聴チケットは明日9/19発売開始!! | ニュース | 欅坂46公式サイト
新グループ名発表! | ニュース | 欅坂46公式サイト
石森虹花に関しまして | ニュース | 欅坂46公式サイト
佐藤詩織に関しまして | ニュース | 欅坂46公式サイト

当日深夜

日付が変わったライブ初日の10/12(月)0:35~放送の冠番組「欅って、書けない?」の最終回が放送されました。

0:46には #欅坂46からありがとう のタグを付けた欅坂46公式Twitterから感謝のツイートが書かれました。

深夜に全メンバー(27人)が #欅坂46からありがとう のタグを付けてブログを更新しました。

2:00~TOKYO FMで遠山大輔 (とーやま元校長)パーソナリティで欅坂46特番『#欅坂46 ベストアルバム発売記念 #TOKYOFM 特別番組「#届け欅坂へ」』が3時間放送されました。

こうしてラストライブを迎えました。

さて次は1日目、2日目それぞれのライブ内容をレポートし、感想を書きます。

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10月12日(月) day1

「THE LAST LIVE」のday1についてまとめます。

ライブの内容と感想

映像が映ると、扉の前に立っているメンバー達。BGMは切なく甘く美しいマーラーのアダージェット。広大な代々木体育館のアリーナにスポットライトの列が灯って道を作る。とても幻想的な雰囲気の中、扉が開くとメンバー達はそこを歩ていく。

/diary_picture/202010/502.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

突き当りのステージに着き振り向くと、メンバー達がシルエットのまま「Overture」が始まり、背景に様々な映像が流れる。

1曲目は「サイレントマジョリティー」。センターは小林由依。緑をベースとして片方の肩に模様が付いた衣装が見える。2期生も加わっている。落ちサビの1列で腕を順に振る所も見事に決まった。欅坂46のカラーを方向付けた原点の曲からカッコよくライブがスタートした。

/diary_picture/202010/503.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

赤いライトに照らされた煙が立ち込めてSLの汽笛が鳴り、ステージを逆向きに使った「大人は信じてくれない」。センターは山﨑天。気迫のあるその表情は最年少の中学生とは思えない。後ろには炎が噴き出し、激しいハードロックで心の叫びをカッコよく表現する。2サビ後は2期生が中心にカッコよく決める。ラストの一列に腕を組み倒れて行くところは気迫ある場面で、山﨑の睨みつける表情が凄い。

/diary_picture/202010/504.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

土生瑞穂のヒストリー映像が流れる。BGMは「エキセントリック」の、ゆったりしたピアノ+ストリングス(他メンバーも同様)。初期の初々しい姿から苦悩の姿まで、欅坂46で歩んできた歴史が映し出される。

「エキセントリック」は土生瑞穂センター。会場の中央からアリーナ全体に大きく広がる。これほど広大に使ったパフォーマンスは初めてで、まるでマーチングバンドのフィールドステージのようだ。広いため1人1人が映らず、俯瞰する形になり、広い地面には歌詞のマッピングが映し出される。靴脱ぎはエアー。「もう、そういうの勘弁してよ」と呆れて吐き捨てるような山﨑は見事だった。

不穏なBGMで赤い光線が上から差し込み、「語るなら未来を」へ。冒頭のダンスはセンター土生ではなく、なんと井上梨名。齋藤冬優花、武元唯衣、藤吉夏鈴、松田里奈と共にダンスを決め、センター土生が現れる。激しいダンスナンバー、表情で魅せる土生のアップが印象的だった。

/diary_picture/202010/505.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

渡邉理佐のヒストリー映像。BGMは「避雷針」。初期の映像から、泣いているシーンも映し出される。

「月曜日の朝、スカートを切られた」は渡邉理佐センター。狭い箱型の空間にマッピングして椅子を配置した、電車の車内を模したステージにて。ダンスもいつもとは異なり、歌詞が示す電車内のリアリティを感じられる。倒れたり、冷たい視線を送るメンバー達。2サビ後から外のステージに出て、渡邉だけ「車内」でソロダンスをし、外に出て次々に押し飛ばされる。凝ったセットと演出に見入った。

/diary_picture/202010/506.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

「ゴーン」と重厚な鐘の音が鳴り響き、「Student Dance」。真っ暗な中でスマホを持つ森田ひかる、その映像に強い目力で睨みつける森田が映し出される。色が飽和していてその画質がリアル。武元がラブレターを破る場面も。画面は横に流れつつ各メンバーがダンス、後ろにはカウントダウンのデジタル時計。最後も森田の強烈な目のドアップで終わる。

上村莉菜のヒストリー映像。BGMは「僕たちの戦争」。3列目の悩みなどを語っていた。

「カレイドスコープ」が始まる。初パフォーマンスのこの曲、シリアスな曲が続く中で一転して明るく華やかな雰囲気になった。上村莉菜、原田葵、井上梨名、武元唯衣、森田ひかる、藤吉夏鈴のユニット。かわいい雰囲気で笑顔が見られて何かほっとする。森田は前曲とは別人のギャップ。

「渋谷川」は小林由依ソロ。アリーナ中央に設置された橋、マッピングで川が流れて街が映される。冒頭はギターを弾きながらのソロ。正直音程は怪しいが、終始良い表情は崩さなかった。いつもの音源が入ると堂々と歌う。終始良い表情で歌っていた。

/diary_picture/202010/507.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

齋藤冬優花のヒストリー映像。BGMは「結局、じゃあねしか言えない」。泣いているシーン、ダンスを練習しリードする場面など。映像の下で立つ齋藤は涙を流していた。

「I'm out」はフェンスで隠された狭い複数のステージ(2か所?)に分かれる。ラスサビでは歌詞に出てくる金網を菅井友香が蹴り飛ばして外へ進んで行く。最後は小林由依が1人残る。

すぐに「Nobody」。赤いスクリーンの背景の前、メンバー達は独特なセクシーなダンスを踊る。画面が四角形や「NOBODY」という文字で黒く切り取られたような、配信特有の映し方に見入った。

佐藤詩織のヒストリー映像。BGMは「少女には戻れない」。初期の決めた事は最後までやり通す発言、二人セゾンの風景など。

「東京タワーはどこから見える?」。後ろには闇に赤く光る東京タワーが立っている。マルチセンターシステムのこの曲、佐藤のしなやかなダンスを含み、1人1人の個性が活きる曲。関有美子や森田ひかる等のソロも印象的だった。

すぐに「避雷針」。渡邉理佐がセンター。ステージ前に水柱が噴き出す。飛びつく渡邉を菅井がキャッチする。

/diary_picture/202010/508.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

重厚なBGMが流れ、アリーナ全体に光線が飛び交う。長めの時間だった。そして不協和音衣装で「不協和音」が始まる。センターは菅井友香、目つきが鋭い。アリーナの中央でのパフォーマンス、光線が飛び交う。激しく熱狂する曲、1回目の「僕は嫌だ!」の時点で既に気迫が凄い。2回目の田村保乃も叫び、激しく追い込まれての3回目の菅井「僕は嫌だーーー!」がさく裂した。様々な想いが凝縮した魂の叫びで圧倒された。ラストに向けて菅井の目つきがおかしくなり踊り狂う。とても心を打ち熱狂する名演だった。

/diary_picture/202010/509.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

渡辺梨加のヒストリー映像。BGMは「青空が違う」。映像はテレビに映される。挨拶を任されていた初期の様子は今では新鮮に映る。

「キミガイナイ」。部屋の中を模した箱型のセットの中でのパフォーマンス。そのテレビを観ていた渡辺の姿。薄暗く暖色系のスタンドライトが照らす。切ない歌詞のこの曲を、それぞれが大事そうに表現していた。守屋が印象的だった。

雨の音がして、「君をもう探さない」。イントロでセンターの上村莉菜がこちらを振り向く。アリーナ全体を広く使い、マッピングで街を映し出す。信号、踏切(理佐と狂った表情の梨加が向かい合うエキセントリックの1シーンの再現)、橋、自転車、バス停、ブランコ、電話ボックス、工事現場の柵など。新2期生を含みそれそれが街の中を歩き、サビでは傘をさしていた。上村はベンチで1人座っている。

神秘的なハーモニーの中で、アリーナ中央から緑の亀裂のようなものが広がっていく。「もう森へ帰ろうか?」が始まり、上村莉菜センター。スモークの中で1人1人が立ち上がり、無機質な表情や奇妙な動き、幻想的な雰囲気。2列になる所の森田の目力がすごい。2サビ後の間奏から上村がゆっくり上に吊り上げられていき、驚きと共に神秘さを感じる。ゆっくり降りてきて曲を終える。

/diary_picture/202010/510.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

小林由依のヒストリー映像。BGMは「渋谷川」。アリーナ中央に1人立、初挨拶、サイマジョ自転車でこける等の映像が広大なマッピングで映し出される。

黒い羊衣装。小林を囲い目を閉じて抱きしめるのはジャケ写を思い出させた。小池は涙を流していた。小林由依センターの「黒い羊」、新2期生も加わってのパフォーマンス。ダークながらとても表現的なこの曲、小林はサビのソロダンスや、突き飛ばされ続けたり、泣きそうな「全部、僕のせいだ」等、しっかりと表現していた。十字フォーメーションになり、ラスサビは会場全体のライトや水柱などをフル活用しての演出が感動的、感情が噴き出してくる。最後に手に持った彼岸花と共にステージに走る小林、渡邉理佐が小林の手を引いて、穏やかに曲を終えた。最後の最後で、「僕」は救われたのだろう。とても心を動かされた。

/diary_picture/202010/511.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

/diary_picture/202010/512.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

これで本編を終えた。黒い羊のオーケストラバージョンのBGMが鳴り響き、広大なアリーナ全体にマッピングのエンドロールが流れる。とても壮大な演出で、感動的な終わり方だった。

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1日目を終えて

広大なアリーナを活用した、壮大なミュージカルや映画を観ているかのような心を揺さぶられるライブだった。欅坂46の世界観の主たる強い表現の曲が占めた。休みなしの強いセットリストの連続はハードだっただろう。1曲1曲が最後と噛みしめるような気迫を感じられた。2期生も多く映し出され、その成長、活躍ぶりに目を見張った。

その時々の想いを通して毎回異なる表現し体現する、そこに感情にリアルに訴えかけるものがある。改めて欅坂46は表現をするグループだと実感したし、そこに他のアイドルとは決定的に違う魅力を感じている事を再認識した。

これほど凄いのに幕を閉じてしまうのは本当に惜しいと思わせるものだった。メンバーとファンが強い想いをぶつけ合ったライブ、寂しい感情が残った。

そして欅坂46は、この激しいセットリストを「静」と表現し、翌日に「動」のライブを控えていた。

1日目セットリスト

Overture
1. サイレントマジョリティー(C:小林)
2. 大人は信じてくれない(C:山﨑)
VTR:土生瑞穂
3. エキセントリック(C:土生)
4. 語るなら未来を・・・(C:土生)
VTR:渡邉理佐
5. 月曜日の朝、スカートを切られた(C:理佐)
6. Student Dance
VTR:上村莉菜
7. カレイドスコープ(上村,原田,武元,藤吉,井上,森田)
8. 渋谷川(小林ソロ)
VTR:齋藤冬優花
9. I'm out
10. Nobody
VTR:佐藤詩織
11. 東京タワーはどこから見える?
12. 避雷針(C:理佐)
13. 不協和音(C:菅井)
VTR:渡辺梨加
14. キミガイナイ
15. 君をもう探さない(C:上村)
16. もう森へ帰ろうか?(C:上村)
VTR:小林由依
17. 黒い羊(C:小林)

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10月13日(月) day2

「THE LAST LIVE」のday2についてまとめます。

ライブの内容と感想

欅坂46の最後の日、ラストライブ2日目が始まった。甘く美しく切ないアダージェットのBGMでスポットライトの列、扉の前に立つメンバー達、デジャヴのような光景。同じようにステージに歩いて行く。そして最後の「Overture」が始まった。

「危なっかしい計画」が始まった。小林由依「ラストー!ぶち上れーーー!」、前日とは一転して明るく楽しく盛り上がる曲でスタート。メンバー達は笑顔で楽しそう、どことなくいつも以上に。松田里奈「ラストー!楽しめーーー!」。メンバー達は精一杯に楽しんでパフォーマンス。最後に松田「欅坂46がー!大好きーーー!」と盛り上げて曲を終えた。

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続いて「手を繋いで帰ろうか」を明るくスタート。ステージでパフォーマンスするメンバーに、アリーナへ飛び出した守屋茜を菅井友香が追いかけ、テーブルの椅子、ベンチ、バス停のベンチへ、「ちょっと待ってあかねー!」と走ったり足漕ぎの車に乗ったりして、広いフィールドを駆け回る。新2期生ともすれ違う場面も。いつもとは違う演出が楽しかった。

小池美波のヒストリーの映像。BGMは「バレエと少年」。負けたくない、後ろのポジションに甘えてた、自信を持ちたいと語っていた。

「二人セゾン」は小池美波センター。背景に大きな緑の木が映し出される。佐藤のしなやかさが活きる曲でもあり、アップになり感動的。背景の木は紅葉、落葉して雪が舞う姿へ変化。ドキュメンタリー映画でも映し出されていた小池のソロダンス、木は少し緑が出てきて終わる。曲の素晴らしさとエピソードや演出から、感動的で清々しい気持ちになった。

/diary_picture/202010/514.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

「太陽は見上げる人を選ばない」。菅井は「ひらがなけやき」(現日向坂46)との合同曲であることに触れる。アリーナ中央で、頭上にはミラーボールのような太陽が広い地面を照らす。1人1人がしっかりしたいい表情で曲を噛みしめて表現するのが清々しい。2番の前からは新2期生を迎え入れる。ロゴの三角フォーメーション、丸フォーメーションからは菅井が走って1周。WOW WOW…の所を菅井は「画面の前のみんなも!」と、過去のライブでの一体感ある演出を再現し、清々しく終える。

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原田葵ヒストリー映像。BGMは「二人セゾン」。人懐っこいと自己紹介、泣いてる姿、2倍頑張らないと置いてかれちゃう、復帰の様子を映し出す。映像の下の原田のもとに小池と森田がやってくる。

「制服と太陽」が始まる。センターの森田ひかるセンターに原田と小池が向かい合う。ステージ上に皆。過去の様々な懐かしい映像を映しながらのパフォーマンスはエモい。原田が卒業生の志田、織田、米谷、石森と一緒に映った場面を見逃さなかった。清々しい笑顔で良い雰囲気で進行する。

「世界には愛しかない」。センターは守屋茜。土生、小林とポエトリーを受け継ぐ。2番は松田、そして菅井「嫌いじゃない!」は最高の笑顔だった。みんな楽しそうで良い笑顔でのパフォーマンス。2サビの三角フォーメーション、虹色のライト。最後はあくまで守屋らしいポエトリー、最後の「愛しかないんだ」は、感情を込めてフレーズを収めるように。

尾関梨香のヒストリー映像。BGMはバスルームトラベル。初期のひょうきんな姿から、欅共和国2019の小隊長の姿など。

次は「コンセントレーション」、パフォーマンス初披露。メンバーはセンター小池美波に山﨑天、尾関梨香、齋藤冬優花、松平璃子の5人。細長い箱型のステージの中で、どこかPerfumeを彷彿とさせるテクノポップのような雰囲気の曲。聞いていて心地よいリズム感に、手の振りが多くてカッコいいダンス。1人1人のダンスや表情がとても良かった。この曲がもう封印されてしまうのはもったいない!最後は小池がウインクをした(欅坂46では珍しい)。

「Deadline」は菅井友香、守屋茜、渡邉理佐、田村保乃、松田里奈の5人のユニット曲で初披露。背景にはキャラバンを彷彿とさせる砂漠、岩場、川が映される。3拍子に温かな声で始まり、サビでは伸びやかな高音が美しい。どこまでも進んで行くんだと言う力強い歌詞に聴き入ってしまう。「時には休もうか?」という落ちサビも好きだ。前進のエネルギーと希望を感じられる曲。

2期生のヒストリー映像。BGMは「10月のプールに飛び込んだ」。初期の2期生1人1人の自己紹介では関、田村は泣きながらだった。9人が手を繋いで輪になって、過去映像が広いフィールドにマッピングされる。

「10月のプールに飛び込んだ」も初披露、「10月の曲」が1年越しに日の目を見た。センターは森田ひかる。水柱が立ち上る。松田里奈の美声が印象的。サビの森田ひかるのダイナミックなソロダンス、そして藤吉夏鈴が加わる。2期生が中心に映し出され、楽しそうな雰囲気が伝わってくる。幻の9thシングルとして2期生が楽しみにしていたであろう曲に想いを馳せる。

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「砂塵」も初披露。アリーナ中央に1列、菅井友香が列から外れた所でソロダンスを踊る。徐々にスモークが立ち込めていく。2番は森田、田村が活躍。2サビ後は2~3人ずつが順にカメラの前へ、ラスサビの激しいダンスで終える。菅井が終始良い表情をしていたのが印象的だった。

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オーケストラのワルツが流れ、様々な色の水柱が踊る。たまに不穏な雑音が入る。長めの時間だった。次に始まった「風に吹かれても」は小林由依センター。笑顔で激しいステップを踏む曲、楽しそうな雰囲気だった。落ちサビとラストで小林がワイヤーアクションで吊り上げられて飛んだ。

リズム音の中でレーザー光線がアリーナ全体に飛び交う。「アンビバレント」は小池美波センター。まばゆいレーザー光線の中で激しいパフォーマンス。小池は良い表情をしている。菅井「ラスト、行くぞー!」で追い込むラスサビへ。

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赤く照らされたスモーク、扉が開いた。黒い衣装のダンサー達(INFINITY)が次々と入ってくる(TAKAHIRO氏もいたという情報も?)。メンバーはMA-1を羽織り、2列になって1人ずつメンチを切ってぶつかり合うかっこいい演出。「ガラスを割れ!」が始まる。センター小林由依は赤いMA-1を着ている。広いフィールドを使ってメンバー、ダンサーがMVの雰囲気をより広くして再現。睨みつける鋭い目つき、気合の入ったクールなパフォーマンス。間奏ではワーワー叫ぶ声。今まで見たことない大規模な迫力ある熱いパフォーマンスに惹きつけられた。

副キャプテン守屋茜のヒストリー映像。BGMは「手を繋いで帰ろうか」。ここにいることがすごいこと、悔しい、手つなで変わったこと、副キャプテン発表と振り返る。

楽しく笑顔で進んできたライブだが、このあたりから終わりに向けて雰囲気が変わったように感じた。横1列に並び、聞こえてくるすすり泣き。「誰がその鐘を鳴らすのか?」。1人1人が想いを込めてしっかり表現しているのが分かる。菅井は既に泣きそうな表情。注目の山﨑の「口つぐ」は顔を切なそうに横に向けての欅ポーズ。最後に気持ちを込めて欅ポーズを解き放ち、静かに曲を終えた。

キャプテン菅井友香のヒストリー映像。BGMは「世界には愛しかない」。抜けているところがある、こんなにがんばったことないと泣く姿、円陣にて「気持ち1つに頑張ろう」(カタミラ撮影時)、頼れる認められるキャプテンになりたい、私でいいのかな、任せてもらえて嬉しい、変化怖い、今までしてきたことに誇りを持つために頑張る、幕を閉じます。

サイマジョ衣装の菅井は泣いている。後ろから2列で来るメンバー達が菅井の肩に触れる。キャプテンとしての欅坂46への想いは誰よりも強いだろう。もうすぐその幕を閉じることになる。菅井を想うと観ている側も涙せずにはいられない。

菅井MC。概要:改めて欅坂46で良かった、人生の一部。ついにお別れ、永遠なんてないと改めて思った。かけがえがない。チーム、応援してくれる人、メンバーが大切。ここまでどんな時も味方だった皆さんに感謝。それぞれ自分を変えたくてオーディションを受けた。先輩のおかげで応援してくれる人が増えた。普通のグループじゃないことに悩み苦しんだ。支えてくれる皆さん、メンバーで乗り越えられた。素敵な楽曲に教えてもらった。私たちだからできることがあることの誇り。苦しくても自分達らしくと欅坂46が教えてくれた。支えてくれてありがとう。思い出決して忘れない。心の中で楽曲や作品が生き続けると嬉しい。緑のペンライトで道を作ってくれてありがとう。次の曲でラスト。5年間支え応援してくれた感謝を込める。

「私たち欅坂46は、この曲で幕を閉じます」

それぞれに涙があふれる。菅井の謙虚で優しく絆にあふれるスピーチは胸がいっぱいになった。

欅坂46の原点、デビューシングル「サイレントマジョリティー」。センターは小林由依、新2期生も加わって全員でのパフォーマンスが嬉しい。背景スクリーンはMVの背景と同じ夜の渋谷の町並み。とても気持ちの込められた最後のパフォーマンスを噛みしめて見入った。

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1人ずつステージから降りてきて一列で歩く。聞こえてくる息づかいとすすり泣き。全員がアリーナ中央に一列に並んだ。菅井は泣きそうになりながら悲痛な声で、気持ちを最大限に込めて最後の言葉を絞り出した。

「欅坂46が大っ好きです。皆さんとのこの5年間はずっとずっと宝物です。本当にありがとうございました。」

「以上、欅坂46でした。ありがとうございました!」

菅井の惜別の想いにあふれた心からの言葉を精一杯に発する姿は、今までに見た事がない程の美しさだった。

サイレントマジョリティーのオーケストラバージョンの壮大なBGMが流れ、広大な会場全体にマッピングのエンドロールが流れる。最初俯瞰して気付かなかったが、曲の最後まで全員お辞儀をした状態を保っていたのだ!とても多くの名前のエンドロールの後に、「and YOU!」の文字。惜しまれつつもとても感動的な壮大な幕の閉じ方だった。

/diary_picture/202010/520.jpg引用:欅坂46、無観客アリーナ空間を最大限に利用したラストライブで櫻坂46へと転生 - 音楽ナタリー

櫻坂46 1stシングル初披露

鼓動音が聞こえてくる。小林由依の声で、櫻坂46の名を発表した映像の長いバージョンが流れる。

「その角を曲がると、新しい坂道が続いていた」

・・・(略)・・・

「咲け、櫻坂46」

深い低音が響き、初めて見る全身真っ白で裾がピンク色の衣装を着たメンバーが2列で登場した。

そして櫻坂46の1stシングル「Nobody's fault」を初披露した。センターは森田ひかる、本編でも感じたように強い目力が印象的。メンバーは14人(※)と少なく、選抜制となったようだ。欅坂46のエッセンスは受け継いでいそうな力強いロック風の歌詞だ。「うぬぼれてんじゃねぇよ」のような口調が独特。今までの欅坂46にはない新たな雰囲気に見入った。

(※)こちらを参照:【櫻坂46】1stシングル「Nobody's fault」の選抜メンバーとフォーメーション

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曲を終えるとライブの始まり同様のスポットライトの列、同曲のインストが流れ、この曲の強気な雰囲気のまま歩いて行く。扉に入り、扉が閉じてライブは終了した。

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2日目を終えて

3段階の感情があった。

1番目の感情。ライブ終盤前までは前日とは打って変わって楽しい曲が続き、メンバー達に笑顔があふれていた。前日の重くもやもやした気分を忘れて、楽しく清々しい気持ちで純粋にライブを楽しむことができた。

2日目は「動」がテーマだったが、激しいとか強いというか、気分を開放して心から精一杯楽しむ「動」だったのではないか。その中でも1曲1曲が最後のパフォーマンスになるというそれぞれの万感の想いが、各メンバーやパフォーマンスを魅力的にしていたはずだ。現場で生で体感できるのが一番だが、画面越しにもとても伝わってきた。とても魅力的な楽しめる内容だった!

2番目の感情。そして「誰鐘」あたりから終わりに向けて雰囲気が変わってきた。欅坂46の終焉に近づいていくその実感は、メンバーもファンも心をざわつかせた。副キャプテン守屋茜、そしてキャプテン菅井友香のヒストリーとMCへ。涙があふれて、寂しい、切ない、そんな感情が増していった。壮大で感動的なエンドロールの演出は感動的で泣けた。言葉にならない。

3番目の感情。櫻坂46として再出発する1stシングルの披露。余韻を打ち壊されたという想いがなかったといえば嘘になる。でも新しいメンバーの姿に、この先への期待感を感じられた。しんみりした余韻で終わるよりはよかったかもしれない。立ち止まってないで前に進んで行かなきゃいけない。そんなメッセージかもしれない。

2日目セットリスト

Overture
1.危なっかしい計画
2.手を繋いで帰ろうか(C:菅井,守屋)
VTR:小池美波
3.二人セゾン(C:小池美波)
4.太陽は見上げる人を選ばない
VTR:原田葵
5.制服と太陽(C:森田ひかる)
6.世界には愛しかない(C:守屋茜)
VTR:尾関梨香
7.コンセントレーション(C:小池美波)
8.Deadline(C:渡邉理佐)
VTR:二期生
9.10月のプールに飛び込んだ(C:森田ひかる)
10.砂塵(C:菅井友香)
11.風に吹かれても(C:小林由依)
12.アンビバレント(C:小池美波)
13.ガラスを割れ!(C:小林由依)
VTR:守屋茜
14.誰がその鐘を鳴らすのか?
VTR:菅井友香
15.サイレントマジョリティー(C:小林由依)
16:Nobody's fault(櫻坂46 C:森田)

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終わりに

2日間盛りだくさんで大変なライブだったと思います。欅坂46の歴史の重みを感じられつつ、心から楽しむことができました。改めて欅坂46というグループが好きだったと再認識しました。そんなグループの終わりという、辛いけど大切な瞬間に立ち会いました。この想いをまとめるのは容易な事ではありません。

「自分らしく生きる」という強いメッセージ性、建前ではなく本音に寄り添う、心に触れる優しさ。ひたむきに楽曲の表現に打ち込む、そんな姿に魅了されてきました。他のアイドルグループにも、どんなアーティストにもない唯一無二のものでしょう。自分にとっても欠かせない心の拠りどころになっていました。

思えば親友から勧められて観始めた「欅って、書けない?」、初めて買った「二人セゾン」のCDはその純粋な美しさに惹かれつつグループのことを知り、欅共和国2017で初めてライブに参戦した大きな衝撃と感動。生き方に大切なメッセージをカッコよく表現して届ける、そんな欅坂46が大好きでした。

もう欅坂46は過去のものになってしまう。終わってしまうのは本当に寂しいです。でもこれからも欅坂46の楽曲や作品が心の支えになり続けてくれると思います。そして永遠なんてないということも教えてくれました。もっと今を大切に生きていきます。

欅坂46という存在に出会えて本当に幸せです。「伝説のアイドルグループ」としてずっと語り継がれることでしょう。素晴らしい価値を生み出してきた欅坂46の、櫻坂46としての新しい出発はまだ未知ですが、欅坂46の本質の良い部分を受け継いでまた新しい価値を生み出してほしいです。5年間、本当にありがとう!

・「欅坂46からありがとう」

P.S. 改名により卒業者、脱退者を含む全員が「元欅坂46」になりました。大切なものを共有する仲間がいつかまた集まり、語り合えるといいですね。

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