【ライブ】歴史に幕を閉じ改名を発表!無観客配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」

        音楽-J-POP

2020年7月16日(木)、欅坂46は初の無観客の配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」を開催しました。新型コロナウイルスの蔓延の影響もありライブができない中、配信ライブという形ながら東京ドームから10カ月ぶりのライブ開催となりました。

グループの歴史に幕を閉じて改名する発表をしたことに注目されていますが、ライブ全体について記録としてレポートし、一ファンとしての個人的な感想を書きます。

/diary_picture/202007/001.jpg【引用】Twitter:edgeline(エッジライン) @edgelinetokyo

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配信ライブまでの動向

脱退・卒業と新型コロナの影響

グループとしては昨年9月に選抜発表が行われた9thシングルの発売延期が続く中で、1月にメンバーの脱退と卒業と休業という大きな衝撃があった。

代理センターやソロダンスを任されるダンス職人の鈴本美愉、メンバーから人気があり信頼が高い織田奈那の卒業、バレエ経験がありしなやかなダンスが定評の佐藤詩織の休業、そしてそれまで全ての曲でセンターを務めていた平手友梨奈の脱退は特に衝撃が大きかった。

・欅共和国2019の平手友梨奈パネル/diary_picture/202007/009.jpg

2月には新2期生の6人、遠藤光莉、大園玲、大沼晶保、幸阪茉里乃、増本綺良、守屋麗奈が加入した。3月には長沢菜々香が卒業し、5月には佐藤詩織が新型コロナの影響で留学が延期になり一時的に復帰した。これにより28人体制となった。

ところが、新型コロナウイルスの蔓延の影響でドキュメンタリー映画「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」の公開の延期、例年のライブ(4thアニバーサリーライブ、欅共和国2020)の中止、冠番組「欅って、書けない?」も自宅からのリモート収録という形を余儀なくされた。

配信ライブ開催の発表

今回のライブ開催が発表されたのは1週間前の7/9(木)と直前で、初の配信ライブという形をとることになった。まだ厳しいご時世から、万全のウイルス対策を実施してのリハーサル、本番となった。

無観客だからこそできる会場全体を使ったライブリアルタイム生配信で同じ時間を共有するという特徴が挙げられた。メンバーブログ等からも自粛期間のもどかしさとたまったエネルギー、当たり前のありがたさ、熱意あるスタッフの凄さと感謝、ライブにかける熱い想いが語られていた。

公式サイトのトップ画面には黒地に白文字の明朝体のかしこまった雰囲気で、以下メッセージが書かれていた(抜粋)。

欅坂46より、皆さまへ重要なメッセージをお伝えする予定です。

メンバー・スタッフが一丸となってお届けする渾身のライブ
これまでの欅坂46の歴史の中でも、見逃してはならない重要なライブ

とても意味深な内容であり、様々な憶測が飛び交った。誰かが卒業するのではないか、ライブのテーマロゴにピンクが挟まっていること、一部のグッズにグループ名表記がない事から、櫻坂46への改名、解散なども噂された。このように緊張感のある状態でライブを迎えることとなった

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配信ライブの様子

ライブの様子についてまとめます。記憶を頼りにしているため正確ではない部分もあるかもしれません。

※画像をedgeline(エッジライン)さん、音楽ナタリーさん、モデルプレスさんから引用しています。

前半(1~6曲目)

19:30にライブが開演する。まずは新2期生6人により影ナレが初々しく行われる。普段なら禁止事項が読み上げられるのだが、撮影録音禁止以外については飲食、携帯電話の使用などは自由というオンラインならではの内容が読み上げられ和む。

一旦待ち画面に戻り、ライブ前らしいテンションを上げていくBGMが流れる。そしてメンバーが大きな扉の前に一列に並んだ後ろ姿、「Overture」で扉の奥へ入り広い会場へ。この時点で誰かがすすり泣くような音が聞こえていた。

/diary_picture/202007/001.jpg【引用】Twitter:edgeline(エッジライン) @edgelinetokyo

以後全体的に暗転した中にセットやメンバーが浮かび上がるような形で進行する。曲が終わるごとの声援がないのはやはり寂しい。

1曲目は「太陽は見上げる人を選ばない」。東京ドーム公演本編の最後の曲でもあり、希望を感じさせてくれる曲。皆穏やかな良い表情でパフォーマンスをしていたのが印象的だった。

/diary_picture/202007/002.jpg【引用】Twitter:音楽ナタリー @natalie_mu

MCの次に2曲目は「エキセントリック」。センターの土生は暗転の中でトラックに追い回され、車に囲まれた円形のステージに移動してパフォーマンスをする。点滅する車のヘッドライトも照明代わり。菅井の「噂のたがい」が「噂の類」になっていた。山﨑のセリフも良かった。

3曲目は「東京タワーはどこから見える?」。背景には東京の夜景が映し出された、3段に足場が組まれたセットに移動する。マルチセンターシステムのこの曲、それぞれの位置にカメラをフォーカスして表現の個性を感じられた。後半には上村だけが足組にいる状態として映されソロダンスを踊っていたのが印象的だった。

4曲目は「Student Dance」、これはとても面白い演出だった。懐中電灯を持ったメンバー達が学校の教室風のセットに移動し、机の中を探ったり座ったり持ち上げたり、黒板に積分を書いたり、理科室で実験をしたり、椅子を投げつけて壊したり、音楽室で楽譜を破ったり、プリントをばらまいたり、忍び込んだ教室で気ままに行動するシーンが表されていた。終盤にスマホで撮影したのは森田で、渡邉がレンズを覆うシーンもあった。

/diary_picture/202007/003.jpg【引用】Twitter:edgeline(エッジライン) @edgelinetokyo

5曲目は「Nobody」。額縁の中や、カーテンに隠れたり出たりしたり、傾いたセットを利用したりと、配信ならではの魅せ方でパフォーマンスをして惹きつけられた。藤吉のセクシーな雰囲気のパフォーマンスが印象的だった。

6曲目は「アンビバレント」。ダンスが激しいこの曲は、センターは小池が務め大健闘だった。今までの曲と比べるとセンターの存在感がフォーカスされる曲で、見る人を挑発するような表現や、カメラをつかむシーンなど、普段の可愛い言動から振り切ったパフォーマンスは強く印象に残った。今回のライブのハイライトの1つだったと思う。

後半(換気タイム・7~10曲目)

次に「換気タイム」が設けられ、新型コロナウイルス感染対策として会場を換気する時間を設けた。ライブの準備に向けて様々な対策をしてきたことを映像と共に庄司さんのナレーションで説明された。

そして抽選で選ばれた視聴者との「インタラクティブタイム」を開催。メンバーが4人ずつが何組か入れ替わって出てきて質問に答えていた。これもオンライン配信ならではの企画となる。最後に新2期生の自己紹介が行われた。

7曲目は「大人は信じてくれない」。センターは最年少の山﨑。炎が噴き出すステージでハードロックな曲調で髪を振り乱し激しく踊る。欅坂にしかできないそのパフォーマンスに引き込まれた。最後に一列に腕を組んで徐々に倒れていくメンバーを引きずって前進していく山﨑、最後に不気味な笑みをこぼしたのが印象的だった。

/diary_picture/202007/004.jpg【引用】Twitter:モデルプレス @modelpress

8曲目は「避雷針」。雷と雨の音が響き、ステージを囲うように水が流れ落ち、そこに文字が投影されるステージだった。このようなステージ転換は今回ならでは。センターは渡邉で、いつもは平手を抱き止める側だったが飛びつく側になった。渡邉のイメージとも合って映える、クールで幻想的なステージだった。

/diary_picture/202007/005.jpg【引用】Twitter:モデルプレス @modelpress

9曲目は「風に吹かれても」。MVのようなコンテナの前のステージに移動。前の広場とコンテナ前の檀上に分かれてパフォーマンス。センターは小林で、明るい曲調でメンバーが笑顔になり雰囲気をがらっと変えた。最後に上から火花が降ってくる演出があった。

/diary_picture/202007/006.jpg【引用】Twitter:edgeline(エッジライン) @edgelinetokyo

10曲目は「ガラスを割れ!」。センターは引き続き小林。重厚なBGMの中でメンバーそれぞれがMA-1を羽織り、小林がカメラに向かってMVのテレビを蹴飛ばすシーンのようなキックでスタート。激しいロック調な曲を、広い会場の中央部をめいっぱい使ってパフォーマンス。サビは通常前に出て後ろに下がるのが、そのまま前進し続けた。マイクパフォーマンス、そしてコンテナ等にペンキをぶちまける等し、その前向きで力強い歌詞とパフォーマンスで前進への決意を示すかのように本編最後の曲を終えた。

重要なメッセージとラストシングル披露

一旦照明が消えて再び灯くと、MA-1衣装の状態で三角形のフォーメーションにならんだメンバー達、その先頭にはキャプテン菅井が立っていた。

/diary_picture/202007/007.jpg【引用】Twitter:音楽ナタリー @natalie_mu

まだ激しいパフォーマンスからハアハアと息を切らした状態のまま、菅井は話始めた。

「私たち欅坂46は、この5年間の歴史に幕を閉じます。」

10月予定のラストライブで欅坂としての活動に区切りをつけ、新しいグループ名となることが発表された。メンバー達もすぐに受け入れられたわけではないが、もっと強くなるための決断で今は前を向いているという。

グループの名前が独り歩きして悩まされた日もあった、欅坂が好きと思うほど苦しくなり、もっとこうしなければと考えるほど執着が生まれた気がする、とも。リスタートする、いばらの道となる、真っ白なグループをみなさんと染めて行きたい、新たに強いグループになることを約束する、と語った。

衝撃的な内容だったが、深刻な雰囲気の中、菅井のスピーチはとてもしっかりした立派なものだった。今までのこともこの発表も辛かっただろうと思わされた。そして副キャプテン守屋が次のラストシングル曲へと導く。サイレントマジョリティーからの歴代シングル曲のビジュアルが映し出される。

11曲目はラストシングルの新曲「誰がその鐘を鳴らすのか?」。サビ部分は既にCMで使われているが、ライブパフォーマンスは初めて。パフォーマンスには28人全員が参加し、欅坂には珍しいノースリーブの衣装。小林のセリフから始まる。一部のメンバーが泣いている中、気合の入った感情のこもった激しいダンスが続く。最後にはケヤキポーズを切なそうに手放すような振りも。衝撃の発表後であり様々な想いが混ざり、その意味を噛みしめて聴き入ることになった。

/diary_picture/202007/008.jpg【引用】Twitter:音楽ナタリー @natalie_mu

8/30追記 欅坂46公式チャンネルに公開された「誰がその鐘を鳴らすのか?」パフォーマンス映像

こうしてライブは終演した。

9/21追記 9/20に新グループ名は「櫻坂(さくらざか)46」と発表された。
【関連】新グループ名は「櫻坂46」!欅坂46の改名発表の様子と込められた意味を考える New!

感想

ライブの感想

グループの歴史に幕を閉じるという重要な発表をしその印象が強いが、まずはライブの感想から書くとします。

幕張メッセの広大な会場を使い、ステージが曲ごとの世界観に切り替わっていく、斬新かつ大掛かりなステージだった。それはまるでそれぞれの曲のMVを見ているかのようだった。通常のライブでは不可能な広い会場と配信の特性を生かして実現した意欲的な試みだった。このご時世に配信型ライブの1つの可能性を見出したといえるだろう。

セットリストは欅坂らしいクールでカッコいい曲を揃えたものとなった。2019年の武道館や全国ツアーのような感じで、欅坂の世界観を存分に詰め込んだ。

・去年の武道館での3rdアニバーサリーライブ/diary_picture/202007/011.jpg

曲が終わった後に歓声がないのは確かに寂しかった。静寂の曲間には息を切らしたり何かを言っているのが聞こえる時があり、かえってそれが生々しく新鮮であった。

平手が脱退した今、センターを誰が担うかの問題があった。小林を中心にそれぞれのメンバーがセンターに立ち、平手の真似ではないそれぞれのメンバーらしいセンターを務め上げた。特にアンビバレントの小池はとても素晴らしかったと思う。次に誰が来るのかを想像するのも楽しかった。

今回のライブの背景から、1人1人がかなり気合が入って臨んだのだろう。そんな強い想いがパフォーマンスを魅力的にしていたと思う。配信では伝わりにくい面もあったかもしれないが、久々に欅坂の世界観のライブを堪能する事ができてよかった。

欅坂のメンバーとスタッフが作る渾身のライブだったと思う。今までとはスケールが違う大がかりなセットの設計と準備、ステージ移動が続き普段とは異なるポジションでのパフォーマンス、制限のあるこの自粛期間にこれだけのことを準備して成し遂げたのは本当にすごいと思う。チーム欅坂の底力を見せつけられ、改めてその魅力に引き込まれた。

・前回のライブ、去年の東京ドーム後の熱気/diary_picture/202007/012.jpg

グループの改名への想い

そしてグループの改名について。想像を越える発表で動揺しているし、受け入れるのには時間がかかるのかもしれない。

欅坂46は一般的なアイドルとは異なるクールでカッコいい世界観で「自分らしく生きろ!」と強いメッセージ性を届ける唯一無二の存在だ。アイドルらしからぬアイドルで、アイドルに興味がなかった層も取り込み、ロック界からも注目され、異例の存在だった。1つの成功例だったはずだ。自分もそんな魅力的な存在に刺激を受け続けてきた。

欅坂46はセンセーショナルなサイレントマジョリティーでのデビューから、音楽業界に数々の衝撃を与え続けてきた。強いメッセージ性と身を削る程のパフォーマンス。他のアイドルやアーティストができるだろうか。彼女らが作り上げてきたものは決して失敗ではない。幕を閉じることで過去を否定するようなものではない

・デビューシングルのサイレントマジョリティー衣装/diary_picture/202007/013.jpg

幕を閉じて改名する理由の詳細は不明だ。世間は「欅坂46=平手」のイメージが強いだろうし、センターの平手が脱退した事と関係はあるかもしれない。菅井は過去にもグループとしての停滞を語っていた事があった。世間のイメージとのギャップや、一部の悪意あるメディアなども影響したのかもしれない。

過去と区切りをつけてまで再出発が必要だったのには、想像以上の苦難があったのだろう。詳細は言いたくない雰囲気を感じるし、無用な詮索はしたくない。どうしても議論になってしまうだろうが、少なくともゴシップ誌レベルの噂には惑わされるべきではない。

欅坂46ではなくなっても、欅坂46が今まで生み出してきたその価値は変わらず、その功績はずっと語り継がれていくだろう。これほど素晴らしいグループに出会えて刺激を受けられて本当に幸せだ。まさに伝説のアイドルグループだ。

・デビューシングルのポスター/diary_picture/202007/014.jpg

再出発を世に宣言する重要なライブを意欲的にやり遂げた。これだけ魅力的なライブができるのにもったいない、という想いもある。今後も表面的になら人々の心に響き魅了し続けることはできたのだろうが、過去を捨てるという重大な決断は真摯であるがゆえのはずだ。前向きな挑戦的な決断を尊重し、これからも応援し続けたい

最後に、永遠なんてなくて儚いものであることを自ら体現した、その渾身のメッセージも噛みしめて、もっと自分らしく生きて行きたい。

・欅坂46のエンブレム/diary_picture/202007/015.jpg

「KEYAKIZAKA46 Live Online, but with YOU !」 セットリスト

Overture
M1.太陽は見上げる人を選ばない
MC①
M2 エキセントリック(センター:土生)
M3 東京タワーはどこから見える?
M4 Student Dance(センター:森田)
M5 Nobody(センター:小林)
M6 アンビバレント(センター:小池)
換気タイム&MC②
M7 大人は信じてくれない(センター:山﨑)
M8 避雷針(センター:渡邉)
M9 風に吹かれても(センター:小林)
M10 ガラスを割れ!(センター:小林)
MC③
M11 誰がその鐘を鳴らすのか?(センター:小林?→センター無し)

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