活動記録5 ~ コロナ禍以降
自分にとって欠かせない存在になっている音楽について、今までの音楽経験について書いていきます。5回目はコロナ禍以降について。
最終更新日:2025/01/23
- 活動記録1 ~ 高校時代
- 活動記録2 ~ 大学時代
- 活動記録3 ~ 一般吹奏楽団時代
- 活動記録4 ~ 管弦楽進出時代
- 活動記録5 ~ コロナ禍以降
2020年~2021年
吹奏楽団Festaの終わり?
2020年、例年全国から猛者が集まり年始本番の吹奏楽団Festaの演奏会がありましたが、目標としていた「ローマの祭り」を演奏しました。明確に終了宣言されたわけではありませんが、「まだ終わってほしくない」と皆が涙を流した演奏会となりました。
今後どうなるか分かりませんが、レベルが高くて充実感の大きい活動であること、仲間意識が強い事からも、かけがえのないとても大切な場であったことは間違いありません。
・涙あふれたFesta2020
新型コロナウイルス蔓延の苦悩
その後は新型コロナウイルス蔓延の影響で演奏会が軒並み中止に、練習すら開催できない苦しい日々が続きました。お客さんありの演奏会は前述の1月の吹奏楽団Festaのみ、あとは感染症対策を厳重に行っての配信演奏会のみとなりました。多数の演奏会と練習に追われていただけに活動が一変しました。
年の後半は家で多重録音の活動を始めました。元々行っていたファゴットアンサンブル用の編曲を元にすることにしました。実際にやってみると編曲、練習(技術と環境)、録音、音声・動画編集と各段階で大きな課題に直面しました。根気強く1つ1つにじっくり取り組む事で良い経験になりました。
・多重録音など家で練習の日々
自分の音の録音を聴いて癖を知り直していくという面でもとても有意義でした。ファゴット、コントラファゴットそれぞれに異なった癖の傾向(演奏と調整の両方で)があることを認識でき、自分の演奏を見つめ直すことになりました。合奏が再開した時にもより意識・技術を高めた演奏ができるようにしたいです。
コロナが収束に向かい
2021年頃からは各団体が少しずつ活動再開に動き出しました。まだ練習も慎重に行われ、本番が直前で中止・延期になったり無観客・配信のみの演奏になることもある状態の日々です。
まだ落ち着かないご時世で、1つ1つの演奏会が当たり前ではない事を噛みしめながら活動していきました。そんな中で仲間との再会を喜びました。
・コロナ禍も少しずつステージへ
そして身近な人達との死別(所属オケで隣で吹いていたCl吹きと、各団体でとてもお世話になっていた大先輩)も経験しました。とても感情が動いた時期となりました。
バソンを使用した演奏会を聞きに行きました。会場は名古屋ですが貴重な機会なため2回行きました。オーケストラの中に入ったバソンはソリスティックで意志の伝わって来る存在感のある音で、ファゴットとは異なる魅力がありました。ファゴットを多角的に知る経験になりました。
【関連ブログ】
シビアなオケ的音楽作りの吹奏楽団のR楽団ですが、10年以上前にはふがいない自分に反省して大きく意識を改める転機になった団体です。2021年には初めて1stの大役(新世界、アンコールはアルカラの竜騎兵)を任せて頂き、やり遂げた事は達成感を感じつつ、自分を成長させてくれたことに感謝しています。
2022年~2023年
2022年はまだコロナの影響があり、その影響で本番直前に中止になった演奏会がありました。そして2か月後には代替の収録本番が開催されました。時間をかけて練習を重ねてきているし、曲目を減らしながらもなんとか形でできて良かったです。次回の有客開催を願いつつでした。
・無観客だけどホールでできて良かった
各団体で約3年ぶりとなる有客演奏会が続々と開催されていきました。まだ席を減らしながらの場合もありました。やはりホールに響きの良さを感じられたし、懐かしい人たちと再会できたり、開催できたことへの想いが溢れる演奏会になりました。
管楽器以上に逆境にある合唱や歌のソリストを伴うY楽団の第九の演奏会は2022年末に再開しています。まだまだ影響や制限がある中ですが、それぞれが思い入れを持ちこの時代だからこそ伝えられる音楽ができる喜びがありました。第九として初めて2ndを経験していつも吹いてた1stやコントラにも発見があり、より第九を深めることができて有意義でした。
2023年、大曲のバーンズの交響曲第3番を演奏しました。コントラファゴット+2楽章のソリは2nd、とてもシリアスな曲だしかなり緊張しましたが、それぞれの楽器が見事な熱演をする中でなんとかやり遂げ、大きな達成感を得られました。Festaの時もですが盛大な拍手を頂けて感動するし、自分にとって特別な曲です。
・両楽器で挑んだ大きな演奏会
4月のS楽団の本番に近い時期に、ついに自分がコロナに罹患してしまいました。しばらくご迷惑をおかけしましたが比較的軽い症状で短期間で復帰し、演奏会にも出演できました。当団が過去に演奏した曲を中心にしていて、「バベルの塔」というファゴットも主体的な存在意義を感じやすい曲を楽しんで表現できました。
2024年~2025年
2024年、久しぶりにサリュソフォーンに触れる機会に恵まれました。本番では結果としてコントラファゴットを使いましたが、その可能性を探る期間はとても刺激的でした。またコントラファゴットの演奏の課題も見つけました。
Y楽団で第九の演奏会がありました。コントラファゴットの他に1アシも良い経験になりました。当団は4楽章は何度も演奏していますが、指揮者が変わることで音楽作りも頭の切り替えが必要でした。やはりホールの迫力を感じられ盛大に終演しました。当団も初期から見ているし、コロナによる延期の末の第九で特別な想いでした。
・MMホールでの第九
室内楽A団体で木管五重奏の難しいアレンジの「木星」を演奏しました。一般的な編曲とは異なり、それぞれの楽器のスキルを見せつけるような内容で苦労しました。拍が迷子になりやすいし、ファゴットもハルサイ並みの高音が何度かある等挑戦的でしたが、なんとかやり切れて達成感を感じられました。
第九初演200周年のこの年は他にも第九の本番があり、最も第九を演奏した時になりました。合唱が主体の演奏会では新鮮で、歌詞があると心情や情景がストレートに伝わってくることが発見でした。第九自体も何度演奏しても追及は終わらない曲だと実感しました。
年末ごろから腰痛を発症し長期化しています。必要に迫られて演奏荷物の軽量化などの改善のための試行錯誤を行っています。2025年1月時点では何とか活動を継続できています。
※随時追記予定
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