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活動記録5 ~ コロナ禍以降

自分にとって欠かせない存在になっている音楽について、今までの音楽経験について書いていきます。5回目はコロナ禍以降について。※少しずつ加筆、体裁調整していきます。

2020年~

吹奏楽団Festaの終わり?

2020年、例年全国から猛者が集まり年始本番の吹奏楽団Festaの演奏会がありましたが、目標としていた「ローマの祭り」を演奏しました。明確に終了宣言されたわけではありませんが、「まだ終わってほしくない」と皆が涙を流した演奏会となりました。

今後どうなるか分かりませんが、レベルが高くて充実感の大きい活動であること、仲間意識が強い事からも、かけがえのないとても大切な場であったことは間違いありません。

・涙あふれたFesta2020

新型コロナウイルス蔓延の苦悩

その後は新型コロナウイルス蔓延の影響で演奏会が軒並み中止に、練習すら開催できない苦しい日々が続きました。お客さんありの演奏会は前述の1月の吹奏楽団Festaのみ、あとは感染症対策を厳重に行っての配信演奏会のみとなりました。多数の演奏会と練習に追われていただけに活動が一変しました。

年の後半は家で多重録音の活動を始めました。元々行っていたファゴットアンサンブル用の編曲を元にすることにしました。実際にやってみると編曲、練習(技術と環境)、録音、音声・動画編集と各段階で大きな課題に直面しました。根気強く1つ1つにじっくり取り組む事で良い経験になりました。

自分の音の録音を聴いて癖を知り直していくという面でもとても有意義でした。ファゴット、コントラファゴットそれぞれに異なった癖の傾向(演奏と調整の両方で)があることを認識でき、自分の演奏を見つめ直すことになりました。合奏が再開した時にもより意識・技術を高めた演奏ができるようにしたいです。

コロナが収束に向かい

2021年頃からは各団体が少しずつ活動再開に動き出しました。まだ練習も慎重に行われ、本番が直前で中止・延期になったり無観客・配信のみの演奏になることもある状態の日々です。

まだ落ち着かないご時世で、1つ1つの演奏会が当たり前ではない事を噛みしめながら活動していきました。そんな中で仲間との再会を喜びましたが、身近な人との死別(所属オケで隣で吹いていたCl吹き、各団体でとてもお世話になっていた大先輩)も経験しました。とても感情が動いた時期となりました。

バソンを使用した演奏会を聞きに行きました。会場は名古屋ですが貴重な機会なため2回行きました。オーケストラの中に入ったバソンはソリスティックで意志の伝わって来る存在感のある音で、ファゴットとは異なる魅力がありました。ファゴットを多角的に知る経験になりました。

シビアなオケ的音楽作りの吹奏楽団のR楽団ですが、10年以上前にはふがいない自分に反省して大きく意識を改める転機になった団体です。2021年には初めて1stの大役(新世界、アンコールはアルカラの竜騎兵)を任せて頂き、やり遂げた事は達成感を感じつつ、自分を成長させてくれたことに感謝しています。

管楽器以上に逆境にある合唱や歌のソリストを伴うY楽団の第九の演奏会は2022年末に再開しています。まだまだ影響や制限がある中ですが、それぞれが思い入れを持ちこの時代だからこそ伝えられる音楽ができる喜びがありました。第九として初めて2ndを経験していつも吹いてた1stやコントラにも発見があり、より第九を深めることができて有意義でした。

※随時追記予定