音楽と自分4 ~ 管弦楽進出時代

自分にとって欠かせない存在になっている音楽について、今までの音楽経験について書いていきます。4回目は今まで吹奏楽中心だったのが管弦楽に進出していく時期についてです。※少しずつ加筆、体裁調整していきます。

2013年・管弦楽への進出

管弦楽への進出

それまでずっと吹奏楽で活動してましたが、徐々に管弦楽(オーケストラ)にも活動の場を移していきました。完全に移行したわけではなく、吹奏楽も管弦楽も両方やっています。吹奏楽と比べてより主体的な立場で目立ち、ソロも多く繊細な表現が求められるものです。その経験からさらに意識、技術共にアップさせていきました。

・オーケストラでの活動

それまでの管弦楽に近い経験

今までの吹奏楽活動で最も管弦楽に近いスタイルでやっていたのは前述のR楽団です。オケを意識した編成で、吹奏楽ではやらないような交響曲を演奏し、そのためにとても繊細な表現を求められ、指揮も先振りでした。

そこで一般的な吹奏楽と比べオケに準じたシビアな雰囲気の音楽作りを経験していました。そこでの挫折と反省(前ページ)も含め、この経験がオケへのシフトをしやすくしたと思います。

管弦楽やシビアな吹奏楽を経験

以後、印象が強かった演奏会を中心に書いていきます。

オケを本格的に最初に経験したのは、2013年に第九の1・4楽章を演奏する公募オケでした。コントラファゴットで参加したので4楽章のみですが、あの部分的に狂ったような譜面を吹いてオケデビューしました。翌年常設団体のY楽団となり、所属することになりました。

他にも某官庁内のオケに賛助に行きました。某省内の中での演奏はとても貴重なものでした。その時もコントラファゴットも使い、デュカスの魔法使いの弟子ではソロを吹きました。ここでも管弦楽の経験値を上げていきました。

・初期はコントラファゴットが比較的多めだった

吹奏楽でも、過去に何度か聴きに行っていてその繊細なサウンド作りにとても魅力を感じていた千葉県のI楽団に知り合いがいて、ファゴット不足のため賛助に呼ばれる機会がありました。コンクールには出ておらず、こちらもオケに近いスタイルでシビアな音楽作りをしていて、とても良い経験になりました。

2014年~2016年

印象深い演奏会

2014年、前述R楽団が第40回記念演奏会で吹奏楽ながら第九全楽章を演奏する機会がありました。コントラファゴットですがコントラバスをベースにしていて全楽章を吹くアレンジで、40ページ以上の過去最長の譜面を吹きました。例年コントラバスクラとバスサックスと共にオケのコントラバスパートを演奏しています。体力的な疲れ、シビアな表現と大変でしたが、とてもやりがいがある思い出深い演奏会でした。

・吹奏楽として最もハードだった第九

年末にはY楽団の第1回定期演奏会を迎えました。所属オケとしては初めての演奏会となりました。以後定期演奏会、夏のロビーコンサート、年末の地区センターと大さん橋での第九・4楽章と活動していきました。

2015年に賛助で埼玉県のオケのO楽団に行きました。第九を演奏するのですが当初コントラファゴットだけの予定が、本番1週間前に2アシも吹いてほしいと言われ猛練習した記憶があります。何かと第九を演奏する機会は多いですが、3楽章までをファゴットで吹いたのは初めてでした。

・ファゴットとコントラファゴットで第九

ファゴット支援の意識が向上した出来事

2015年には、ファゴットとコントラファゴットでE高校の吹奏楽部の賛助に行きました。ファゴットの生徒は3年生1人だけで、教わる人もおらず後継者もいない、レッスン代も負担が大きくなんとか無料レッスンに通う、そんな厳しい現状を目の当たりにしました。

その経験から吹奏楽のファゴットの支援をしたいという気持ちが強くなりました。以後このサイトやTwitterでもファゴットの扱い方の注意、吹奏楽におけるファゴットの重要性、生徒に必要な支援などをアピールしていくようになりました。ファゴットで豊かに生きてる人間として、後輩のためにできることをしたいと思っています。

・ファゴットの扱い方などを発信

最も本番が多かった2016年

2016年は演奏会本番に20回乗った怒涛の年でした(吹コン、地域イベントを含めると24回)。1/4の吹奏楽団Festaから始まり、所属オケや常トラの各団体、高校OBジョイントコンサート、トラで新規に呼ばれて行ったオケや吹奏楽団、最後は12/27の吹奏楽の本番でした。

平均して月に2回は本番という常に演奏会を意識したハードな日々でした。間違いなく最も濃かった年です。やり遂げた事は自信につながりました

・両楽器で綱渡り状態だった2016年

6月には後に毎年参加する室内楽のA楽団に初参加しています。木管五重奏などの室内楽は何度か演奏していますが、本格的に音楽作りをして演奏会で披露するのは初めてでした。演奏したのはモーツァルトのグランパルティータ。希少なバセットホルン奏者をかき集めての演奏でした。

後にドヴォルザークの管セレ、モーツァルトのセレナード12番なども演奏しました。室内楽は1人1人がソロでとても重要であるし、毎年とても勉強になっています。小ホールにお客さんいっぱいになる親しまれた演奏会ですが、主催者の方が若くして亡くなったことが非常に残念です。

・毎年小ホール一杯のお客さんの前で演奏

本番が多かった2016年ですが、以後回数を減らして1回1回の本番をもっと丁寧に取り組もうと方針転換しました。エキストラ依頼をお断りする事も増えていきました。

2017年~2019年

音大出身者が中心の団体に参加

2017年には吹奏楽団のL楽団に賛助出演しました。音大出身者が中心となっている団体で、某プロ楽団の関係者、CDを出す人等、今までになくハイレベルな団体でした。皆さんとても技術が高くてオーラがあり素晴らしい演奏でとても刺激になりました。そのような場に呼んで頂き演奏できて幸運でした。

2018年のL楽団では、キャンディード序曲、リンカンシャーの花束、ドラゴンの年、天国の島。いずれもファゴットにとってシビアな曲で苦労しました。ソロや重要な目立つ部分が多く、吹奏楽でもファゴットが主体的な意識と技術が必要な曲目でした。真剣に取り組み、大変でしたが経験値の上がったとても刺激的な演奏会でした。

その他・印象深い演奏会

管弦楽のW楽団で、ラフマニノフの交響曲第2番を演奏しました。この曲は今までの演奏経験で最も苦労した挑戦の曲となりました。曲の流れがなかなか覚えられず、細かい動きをさらっても身につかず、それまでにないぐらいイメトレして乗り越えました。その結果本番はしっかり余裕をもって演奏することができました。

・とてもハードだったラフ2

2018年にY楽団のロビーコンサートではモーツァルトの「2本のファゴットのためのソナタ K.292」を演奏しました。録音を聞いて癖を認識して直し、単調にならないようにメリハリを付けたりどう歌いたいかのイメージを作っていき、良い経験になりました。

2018年は所属のY楽団にて、チャイコフスキーの交響曲第5番を演奏しました。ファゴットが活かされる部分が多くてやりがいがありつつ、シビアな部分が多くて苦労する曲です。特に3楽章はファゴットがリードしていく部分があり、そこが終わるまで緊張感が抜けません。ソロのシビアさは悩まされましたが、本番は強い気持ちで音楽に集中してやり遂げることができました。

2019年、S区楽団にはもう10年ぐらい出ていますが、第30回定期演奏会だった今回は広瀬勇人先生による委嘱作品がありました。作曲者の方が直々に指導して頂いて、作曲者視点の音のニュアンスや意図、求めるバランス、込めた意味などを直接伝えられ、新鮮で貴重な機会となりました。便宜上である譜面から感じ取って解釈する事の大事さを学びました。

・オルガンも使った壮大な委嘱作品

ここまでのまとめ

吹奏楽、管弦楽、室内楽と多彩な活動で演奏会回数も多く、非常に充実していた時期でした。所属楽団に加えてエキストラにも多数呼んで頂いて、大変な本番もあり苦労しましたがさらに鍛えられました。毎回の本番後の充実感は素晴らしいものです。改めて需要が多くてチャンスも多く、充実した活動ができる恵まれた楽器だと実感しました。

2020年~

吹奏楽団Festaの終わり?

2020年、1月に例年の吹奏楽団Festaの演奏会がありましたが、目標としていた「ローマの祭り」を演奏しました。明確に終了宣言されたわけではありませんが、「まだ終わってほしくない」と皆が涙を流した演奏会となりました

今後どうなるか分かりませんが、充実感の大きい活動であること、仲間意識が強い事からも、かけがえのないとても大切な場であったことは間違いありません。

・涙あふれたFesta2020

苦悩の年、個人活動にも挑戦

その後は新型コロナウイルス蔓延の影響で演奏会が軒並み中止に、練習すら開催できない苦しい日々が続きました。お客さんありの演奏会は前述の1月の吹奏楽団Festaのみ、あとは感染症対策を厳重に行っての配信演奏会のみとなりました。多数の演奏会と練習に追われていただけに活動が一変しました。

年の後半は家で多重録音の活動を始めました。元々行っていたファゴットアンサンブル用の編曲を元にすることにしました。実際にやってみると編曲、練習(技術と環境)、録音、音声・動画編集と各段階で大きな課題に直面しました。1つ1つにじっくり取り組む事で良い経験になりました。

自分の音の録音を聴いて癖を知り直していくという面でもとても有意義でした。ファゴット、コントラファゴットそれぞれに異なった癖の傾向があることを認識でき、自分の演奏を見つめ直すことになりました。合奏が再開した時にもより意識・技術を高めた演奏ができるようにしたいです。

バソンを購入・次の目標は

バソンを購入

2018年7月、中古のバソン(フランス式ファゴット)を購入しました。前年に大阪の楽器屋さん「アトリエ・アルファ」で試奏して以来バソンが気になっていました。そのことを発信していた事もあり、バソンを買い替える人から連絡が来て買い取ることにしました。

・Myバソン

1960年代製造の楽器ですが、外見はそれほど古いとは思えない程きれいです。一般的な(ヘッケル式)ファゴットとはまた異なる優美さのある外見が魅力的です。

吹いてみるとキー配置の違い、運指の違い、吹奏感の違いなどもあり、ファゴットとはずいぶん感覚が違います。基礎練習から始めて試行錯誤しています。その難しさにめげそうになりますが、練習を重ねるほどコツをつかんで行っています。いつか本番で吹いてみたいです。

所有楽器と今後

これでファゴット関係の所有楽器はファゴット、コントラファゴット、C管ファゴッティーノ、バソンの4本となりました。純粋に楽器への興味が強いことから増やしている楽器達ですが、これだけ所有する人は世の中にそうはいない、かなり特異な存在になったと思います。

・所有ファゴット属の内の3種類

でもまだ終わりません。次はサリュソフォーンを購入したいと考えています。以前吹く機会があってその魅力にとりつかれています。基本的に古い楽器が多いのですが、エッペルスハイムがサキソフォーンをベースにした仕様の新品を製造しています。具体的にはまだ未定ですが、次に購入する楽器として目標にしています。


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