みやだい日記

ファゴットの取り扱いの基本2~持ち運び方、置き方

■投稿日時:2015/05/19(火) 19:56  ■カテゴリ:MUSIC

ファゴットの扱い方シリーズの第2回目です。

※学校の吹奏楽部、管弦楽部などで先輩ファゴット吹きが居ない状態で顧問の先生もファゴットの扱い方が全く分からないというケースを想定して、私の経験を元にファゴットの取り扱いの基本事項についてかなり細かく書いていきます。文章では伝わりにくい部分もあるので経験者に直接教わるのがベターではありますが、参考になれば幸いです。



2-1.楽器の持ち運び方の注意


楽器を持つときはネックストラップを付け、最低でも片手は添える必要があります。ストラップリングは重心より下方にあるため(バランサーを付けた場合も同様)、サックスのように手を離すことは出来ません。楽器の中央部を左手か右手で、テナージョイント・ロングジョイント両方を一緒に包むように持ちます。※写真はバランサーを付けています。
ファゴットを持つファゴットを持つボーカルやベルといった楽器の上部だけを持つと重みでジョイントが抜けて楽器が落下・転倒してしまうため絶対にしてはいけません

また、「楽器の置き方」の節で詳しく説明でしますが、楽器はベルが水平より下を向かないようにして下さい。

楽器を持ち歩くときは、リードとボーカルは外したほうが無難です(ステージに上がる時ぐらいはOK)。シングルリードのようなキャップはなく、リードもボーカルも鋭く尖っていて危ないです。ボーカルはベルの上から引っ掛けるように中に入れて持ち運ぶと楽です。
また、楽器自身が長いために天井や壁や譜面台や周りの人等にぶつけないように注意が必要です。
近い教室間の移動なら良いですが、長い距離の移動や一旦野外に出る場合は必ずケースにしまって移動して下さい。

2-2.練習中の楽器の置き方の注意


ファゴットの置き方には重要な注意点があります。まずファゴットは下端で折り返す構造になっていて、底のU字管からテナージョイント・ボーカル側の管内は防水加工になっていますが、ベル側の管内は防水加工になっていません
ファゴット・防水加工有無ファゴット・防水加工有無したがって、ある程度楽器を吹いて管内に結露した水がたまった状態では、楽器全体を真横にしたりベルを下向きにすると管内に溜まった水がベル側に流れてしまうので、このような置き方は絶対にしないで下さい。練習中に一時的に楽器を膝の上に置くときも、ベルを水平より上に向けるということを意識して下さい。またはストラップを外して楽器を地面に立てて手で支えます。

楽器を机や床などに横に置く時は、手間がかかりますがたまった水を必ず抜いて下さい(スワブを通さなくても最低限水を抜く。方法はこちら)。そして指孔側が下、親指キーが上に来る向きにして平らで安定した場所に置いて下さい。親指キーが下向きやハンドレストを上に向ける置き方はNGです。リードとボーカルは鋭い突起物で危険ですので必ず外して下さい
ファゴットを置くファゴットを置く
また部屋の角に立てかけると転倒・破損の恐れがあるので絶対にしないで下さい。実際にそれが原因で破損した痛々しい楽器を複数見てきましたし、滑り止めを敷く方法もお勧めしません。
ファゴットは部屋の角に立て掛けてはいけないファゴットは部屋の角に立て掛けてはいけない
スタンドがない場合は水を抜いてから置くということを必ず守って下さい。どうしても水を抜く時間がなく急いで楽器から離れないといけない場合は楽器を近くの人に持っててもらうしかありません。


このような手間がかからないためにも、楽器はファゴット専用のスタンドに置くことがベストです。可能な限りファゴット用のスタンドを用意して下さい。
スタンドに立てたファゴットスタンドに立てたファゴット様々なタイプがありますが、ハーキュレスのバスクラリネット/ファゴット兼用タイプが比較的安価に入手でき、バスクラリネットとも共用できるので学校には向いていると思います。

おすすめ例:


高いですが個人で持ち運びしやすいコンパクト軽量なタイプはこちら:


ファゴットはスタンドがないととても不自由をする楽器です。ぜひスタンドの利用をお勧めします。ファゴットを扱うからには顧問の先生にスタンドが必要であることや、ない場合はとても手間がかかるということを理解してもらう必要があります。

次回は管内の水分の取り方について書きます。



【関連】ファゴットの扱い方



タグ:音楽 ファゴット ファゴットの扱い方コメント(0)


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