クラリネット全種類~Abクラリネットからオクトコントラアルトクラリネットまで

作成:   更新:   カテゴリ:音楽-管弦楽・吹奏楽

様々な種類のクラリネットを演奏した動画を見つけました。

■The complete clarinet family by Cyrille Mercadier


最初のは世界に3つしかないというOctocontralto Clarinet!

Contraltoよりオクターヴ低いEb管で、LowCタイプ。ContrabassClarinetやContrabassoonよりも最低音が5度低く、もはや音程が・・・

木製管になるバスクラまでくると響きがやっぱりいいですね。金属製のコントラバスクラはあまり好きではないので^^;さりげなくバセット系もしっかり網羅しつつ上の音域の楽器に進み、 AbClarinetで最後だよな、とか思いきや、 なんとさらに高いD管が・・・!? と思ったらコメント見ると最後のは音だけ偽者のようです(^o^;

楽器名一覧(演奏順)


Octocontralto Clarinet in Eb
Contrabass Clarinet in Bb
Contralto Clarinet in Eb
Bass Clarinet in Bb
Alto Clarinet in Eb
Basset horn in F
Basset Clarinet in A
Clarinet in A
Clarinet in Bb
Clarinet in C
Clarinet in D
Clarinet in Eb
Clarinet in Ab

楽器ごとに解説していきます。

Octocontralto Clarinet in Eb


ルブランが作った世界に数個しかない巨大な楽器です。コントラアルトクラリネットのオクターヴ下、エスクラの3オクターブ下の楽器です。金属製のコントラバスクラリネットをそのまま大きくした形状で、最低音はLowCです。恐らく特注品、試作品的な位置づけだと思われます。

その他、Bb管のOctocontrabassClarinetも存在するようです。※ページ一番下に動画を載せます。

Contrabass Clarinet in Bb


吹奏楽やクラリネットアンサンブルで使われる中では一番低い音域の楽器です。バスクラリネットのオクターヴ下です。この楽器は「クリップ型」と呼ばれる金属製のLowCタイプで、同型のベルが少し下に来るLowDタイプのほか、直管型のLowEbタイプもあります。H.セルマーやRipamontiは木製のLowCの楽器を作っています。高い座高が必要なためピアノ椅子で演奏します。

Contralto Clarinet in Eb


アルトクラリネットよりオクターブ低い楽器で、LowCタイプもありますがLowEbタイプが一般的です。この楽器は金属製ですが、H.セルマー、ビュッフェクランポンは木製を製造している他、プラスチック製もあります。用途はContrabassClarinetと同等とみなされることが多いですが、より機敏性があり区別して使う場合も稀にあります。Eb譜がヘ音記号に近くて汎用的なベース楽器として使用でき、Jazzでも使用されることがあります。リードはメーカーによりContrabassClarinet用(クランポン以外)やBassClarinet用(クランポン)に対応し、BaritoneSax用を使う例もあるようです。

Bass Clarinet in Bb


Bb管クラリネットよりオクターヴ低い、通称「バスクラ」。用途は吹奏楽、管弦楽、クラリネットアンサンブル、ジャズ等で、クラリネット属の中では「ベークラ」に次いで多いです。短いLowEbと長いLowCタイプがあり、LowEbはビギナーモデル的な意味合いと明るい音色からジャズでも使われます。LowCはよりまろやかな響きを持ち吹奏楽でも増えつつあり、管弦楽でも使用されます。LowCは高い座高が必要なためピアノ椅子に乗って演奏する事が多いです。管弦楽ではヘ音記号で記譜される場合もあり、かつてはA管も存在したがBb管をLowEからLowEbにすることで廃れました。LowCは昔ロシアで使われていたファゴット型の楽器がLowCで、後に現在の形になってからその低い音を出せるようにしたものです。

Alto Clarinet in Eb


クラリネットとバスクラリネットの中間の音域で、後者を小さくしたような形状をしています。主に吹奏楽とクラリネットアンサンブルで使用されますますが譜面がない場合もあり、あってもオプション的な扱いで省略される場合もあります。最低音はLowEbが基本です。同じ音域のバセットホルンと比べてよりダイナミクスのある大きな音が出せます。

Basset horn in F


モーツァルトのレクイエムやグランパルティータなどで使用される、クラリネット属の中では歴史の長い楽器です。元々はホルンという名前の通り角笛を模した曲がった形状をしていましたが、現在はアルトクラリネットのような形状に変えられ、最低音はLowCです。管径は他の楽器の比率より細くてクラリネットと同じ径が基本ですが、メーカーによってはアルトクラリネットの径に広げられた楽器もあります。調性はF管でアルトクラリネットより高いですが最低音は半音低く、テナークラリネットと呼ばれることもあります。音色はアルトクラリネットよりも暗めです。

Basset Clarinet in A


A管クラリネットの下管をLowCまで延長した楽器で、右手の親指側にも低音域のキーが追加されています。この楽器は元々バセットホルン用がベースとなったモーツァルトのコンチェルトを原曲通りに低い音も演奏できるようにするために作られています。稀にBb管も存在します。

Clarinet in A


主に管弦楽で♯系の調で使用されるA調の楽器です。Bb管より温かく柔らかい音色を持ち、最低音は実音Dbとなります。管弦楽では必携の楽器の1つです。マウスピース・リードはBb管と同じです。

Clarinet in Bb


「クラリネット」と言えばこの「ベークラ」が基本です。管弦楽の他、吹奏楽、ポピュラー、ジャズなど、非常に幅広く使用されています。管弦楽では♭系の調で使用されます。

Clarinet in C


主に管弦楽で使用されるC調の楽器です。譜面上はC-durの曲を単にinCで書いた場合と、C管の音色が欲しい場合に分けられます。実際に指定される頻度は少なく、持ち替えの手間等からBb管等で代用される事も多いです。音色はBb管より明るめで、マウスピース・リードはBb管と同じです。

Clarinet in D


「小クラリネット」の中でD管のもの。エスクラに倒し♯系の調で使用されます。主に管弦楽で使用され、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快な悪戯のソロが有名です。マウスピース・リードはEbクラと同じです。

Clarinet in Eb


「小クラリネット」の中でEb管のもの。通称「エスクラ」。吹奏楽では標準編成に入ることが多いほか、管弦楽でも使用されます。クラリネットよりも細く明るい音色を持ち、存在感のある音でフルートやオーボエを補強します。管体が短いことから上下管が分割できないタイプもあります。

Clarinet in Ab


最小のクラリネットで「アスクラ」と呼ばれます。明るく鋭い音色を持ちます。非常に稀だが吹奏楽で使用されることがあります。管体が短いことから上下管が分割できません。リードはエスクラよりもさらに小さい専用のものを使います。

そして、

■clarinette octocontrebasse octocontrabass clarinet




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