みやだい日記 * タグ[バソン]の日記一覧

「みやだい」の日記

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■投稿日時:2018/04/03(火) 11:10    ■カテゴリ:MUSIC

バソンとはビュッフェ式(フランス式)のファゴットのことです。現在主流のヘッケル式(ドイツ式)のファゴットと比べると数は圧倒的に少ないですが、現在日本で見かけるメーカーとしてはビュッフェ・クランポン(Buffet Crampon)とデュカス(Ducasse)があります。かつてはクランポン同様にサックスやクラリネットで有名なヘンリー(アンリ)・セルマー(Henri Selmer)も製作していましたが現在はラインナップから消え、そこから独立した技術者のブランドがデュカスのようです。

・ファゴット(シュライバー)とバソン(クランポン)の外見の違い
ファゴットとバソンファゴットとバソン
日本でバソンを最も扱っているであろうアトリエアルファで以前試奏したところ、クランポンの方が音が細くて操作が若干難しく、デュカスの方が音が太くて操作がしやすい感じでした。クランポンは伝統を守っている楽器、デュカスはファゴットに似せて進化させている楽器という印象を受けました。デュカスの特徴としては以下が挙げられます。

・ダブルジョイントにファゴットと同じ親指Bbキーが追加されている
・ダブルジョイントにファゴットと同じ2つのF#キーがある(Fキー連動も)
・ダブルジョイントのLowEホールがカバードキーの仕様もある
・ファゴット同様にハンドレストが付いている

さらにデュカスについて調べたところ、こちらのページに行き当たりました。このデュカスは特注だとは思いますが、面白い動きがあります。
https://www.darynzubke.com/ducasse-french-bassoon/
※リンク先の画像を参照下さい(画像を引用しない主義なので)

・左手小指にあったウィスパーキーとC#キーがファゴットと同じように親指に移動している
・左手親指にあったLowEb,Dbキーがファゴットと同じように小指に移動している

このようにバソン特有の機構が、ずいぶんファゴットに近い機構に変化しているものでした。特に中低音はほぼファゴットと同じ運指で演奏が可能です。ここまでファゴットに寄せた構造にしていることに、正直驚きを感じました。

機構以外にも、試奏した時にはデュカスの方が管が太く、ファゴットに近い柔らかい豊かな響きという印象を受けました。音量の大きさ、音程の正確さを求めてファゴットの方が選ばれてきた時代の流れに沿った変化といえるのかもしれません。機構がファゴットに近いということは、ファゴットからの転向がしやすいということでもあり、バソンに興味がある私にとっても障壁が下がった気がします。

近年オフィクレイド(テューバの前身、ベルリオーズの幻想交響曲などで使用)などピリオド楽器のリバイバルブームが来ているようですが、バソンも注目を集めているのかもしれません。思えばラヴェル、ドビュッシーなどフランスの作曲者はバソンを想定しているはずです。バソンの方が音に主体的な存在感があり、高音域も軽々と歌い上げることができます。現在はフランス料理にドイツの味付けをしているようなもので、本質を求めていずれバソンも使う時代が来るのかもしれません。バソン参入障壁を下げるデュカスがどのぐらい普及するのか、どのように変化していくか、今後も追っていきたいと思います。

・ファゴットとバソンの比較演奏


P.S.ここまでバソンに興味を深めている状況なので、日本バソンの会に入会すべきですかね(^^;

【関連】
・日記:「ファゴット」と「バソン」の違い
・日記:ビュッフェ・クランポンとデュカスのバソンを試奏しました



タグ:音楽 バソン ファゴットコメント(0)

■投稿日時:2017/02/18(土) 21:53    ■カテゴリ:MUSIC

アラール氏のバソン


アラール氏のバソンによるサンサーンスのソナタ。明るくソリスティックな音色でファゴットとの違いがよく分かりますね。ファゴットで聴き慣れていますがフランスの作曲家なので本来はこのようなイメージだったのかもしれませんね。それにしても2楽章が速すぎてすごい…!

バソンも本当に魅力的な楽器です。年始に試奏して以来とても興味を持っています。安く手に入る機会があったら欲しい…。

ワイズマンのコントラファゴットのケース


ワイズマンのコントラファゴットとファゴットのダブルケース、以前は上下逆さにして細長い大きいサックスのような形のケースだったのが形が変わりましたね。逆さにしないので水が残っていても木部に流れ込まないのはメリットかも。スペースも少し余裕ができたみたいなので、これにFOX製コントラスタンドも入れば最高です。
http://wisemanlondon.com/product/carbon-fibre-contra-bassoon-case/
ワイズマンのケースはいつかは欲しいですね。コントラファゴットはメーカーによって形が異なるので買い替えるとケースも買い替えないといけないですが、(宝くじで大当たりしない限り)たぶんアマティから買い替えることはないので発注してもよいですが、たしかこのケースは30万円ぐらいするんですよね(^^;)軽くて丈夫ですごく良いのですがちょっと考えてしまいます。

オケの公開リハーサル


所属オケのヨコハマベイフィルの公開リハーサルを終えました。要するにホールでの練習風景を見てもらおうというイベントでした。指揮者の指示内容がお客さんにも分かるように途中からマイクを使ったりと工夫していました。曲を途中で止めて指示をしたり特定のセクションだけで演奏したりと、演奏会とは違う雰囲気を味わえたのではないでしょうか。個人的には久々に吹いたので最初は調子いまいちでした(^^; 昼休み中はホールを独占♪
公開リハーサル公開リハーサルホールロビーホールロビー

ファゴットアンサンブル


先日東京音大卒の奏者によるファゴットアンサンブル"Ensemble CANNA"の演奏会を聞きに行きました。食事つきのイベントスペースにてアットホームな雰囲気で、間近で本当に素晴らしい演奏を聴くことができました。贅沢な時間でとても刺激になりました。先日楽譜も買い足したし自分たちもファゴットアンサンブルを再開したい!
ファゴットアンサンブルファゴットアンサンブルファゴットアンサンブルファゴットアンサンブルファゴットアンサンブルファゴットアンサンブル



タグ:音楽 管弦楽 ファゴット コントラファゴット バソン 動画 ファゴットアンサンブルコメント(0)

■投稿日時:2017/01/07(土) 13:45    ■カテゴリ:MUSIC

兵庫県尼崎市で行われた吹奏楽団フェスタの演奏会の翌日、大阪の楽器屋さんのアトリエアルファを訪れました。アトリエアルファさんは過去にファゴッティーノとファゴットアンサンブルの譜面の購入でお世話になっていましたが、場所が大阪ということもあり実際にお店に訪れるのは初めてでした。

お店は新大阪駅と西中島南方駅(御堂筋線)の中間のマンションの一室にあります(普通のマンションの中なので迷いました)。

・西中島南方駅
御堂筋線の西中島南方駅御堂筋線の西中島南方駅・アトリエアルファのあるマンション
アトリアルファのあるマンションアトリアルファのあるマンション店長さんにバソンに興味があることを話ししたら親切にバソンについて色々と教えて頂き、店内にあった楽器も吹かせて頂きました。吹いたのはビュッフェ・クランポンとデュカス(セルマーの技術者が製作)の2本です。

バソンを吹いた感想


吹いた感想は(あくまで少し吹いただけの私見ですが):

まず指の位置と手の角度の違いに苦労しました。特に右手はハンドレストがない関係で持つ角度が少し異なり、余計なキーを押してしまったり大きいLowEホールを親指で完全にふさぎきれなかったりしました。ウィスパーキーとC#キーが左手小指にあったり、ロングジョイントもすべて親指キーで操作したり等、とにかく指の慣れが必要です。まるでファゴットを始めた時のようなぎこちない音の出し方になりました。

音色はファゴットよりも芯がはっきりして明るく、軽く鳴らすような感じでした。リードはファゴットのものより若干長い形で薄い削り方のように感じました。薄いためか発音はファゴットより抵抗が少なくて楽かもしれません(同じくフランスのサリュソフォーンの時も感じました)。面白いのはファゴットのリードに替えるとファゴットのような柔らかな響きに包まれた音色に変わるのです。

クランポンよりデュカスの方が操作がしやすく、若干ファゴットに近い響きで音量も大きいような気がしました。おそらくクランポンは伝統を守っている楽器で、デュカスはファゴットも参考にして様々な改良を加えているのだと思います。
バソンバソン

所感


バソンを体験した結果、ファゴットが吹けてもそのままバソンが吹けるわけではないということを実感しました。楽器の納期はクランポンは2年以上と長く、楽器が入手できたとしてもレッスンは必須ですがただでさえプロ奏者は少ないので、そこからハードルは高いですね(リードの手配も同様)。オケでファゴットとバソンが共存することについては、ファゴット同士でも機種によって性格が異なるぐらいだから問題ないともおっしゃっていました。周りの奏者もその違いにあまり気づかないようです(クラリネットは敏感なようですが)。楽器やリードによって音色が随分変わるので、あえてバソンを使ってどんな音を出したいかも重要になってきます。

実際に触れてお話を聞いてバソンの理解を深めることができました。今のところ興味はありますがまだ踏み切れない(安易に踏み込んではいけない?)ような気がしています(もちろんお金の問題もありますが)。今後も動向を追いつつきっかけがあればバソンを始めることもあるかもしれません。バソンに興味がある方はぜひアトリエアルファさんに相談してみると良いと思います。

今回は棚に大量にあるファゴットアンサンブルの譜面をいくつか購入して帰りました♪
ファゴットアンサンブルの譜面を購入ファゴットアンサンブルの譜面を購入
吹奏楽団フェスタで使ったファゴット属3種(ファゴット、コントラファゴット、ファゴッティーノ)と新幹線で帰宅。3つを吹いたフェスタと試奏したバソンと、ファゴットまみれを楽しみました♪
ファゴット属3種と新幹線に乗るファゴット属3種と新幹線に乗る※3席使ってますが自由席で停車ごとに楽器をどかして座る人が居ないのを確認してこのような置き方をしています。



タグ:音楽 バソン 大阪コメント(0)

■投稿日時:2015/12/10(木) 22:30    ■カテゴリ:MUSIC

しばらく日記期間があいてしまいました。色々あってなかなか余裕がなかったもので…。

ファゴットとバソンのカタログ


ファゴットとバソンのカタログファゴットとバソンのカタログシュライバーとクランポンが一緒に載ってるカタログより。やはりファゴットとバソンはぱっと見た感じでも全然印象違いますね。キー配置や密度が違うし、バソンのボーカルの角度も印象的。

ファゴット属以外の楽器達


色々な楽器色々な楽器実はたくさんある楽器達。※ファゴット吹きです(笑)。全然活用できてません…(^^;)あと篳篥(ヒチリキ)も。最近リード買いました。ソプラノサックスのケースの持ち手が壊れたので直さないといけない。

ズーラシアンブラスのトラック


ズーラシアンブラスのトラックズーラシアンブラスのトラックコンビニに駐車中。目立ちますね~、楽器吹きとしては注目してしまいます。絵を見て知ったのですが仲間に白ヤギさん(オーボエ)、黒ヤギさん(ファゴット)もいるんですね。
メンバープロフィールページ



タグ:音楽 雑記 ファゴット バソンコメント(0)

■投稿日時:2012/11/27(火) 15:08    ■カテゴリ:MUSIC

「ファゴット」と「バソン」の違いは何か?

両者とも「ファゴット」という言葉でイメージするようなあの細長い木管低音楽器ですが、ファゴットはドイツ式(ヘッケル式)の楽器、バソンはフランス式(ビュッフェ式)の楽器です。

・ファゴット(左)とバソン(右)
ファゴットとバソン(カタログより)ファゴットとバソン(カタログより)パソコンでいうWindowsとMacのような関係ともいえます。現在ではドイツ式(ヘッケル式)のファゴットがほとんどで、バソンはめったに見かけることができません。その事情については、「のだめカンタービレ」でも紹介されていた通りです。

では二者の違いを見ていきましょう。

材質


【ファゴット】
ヴァイオリン属と同じメイプル(楓)。主にアルプス産で、比重が軽くて柔らかい。表面は弦楽器同様塗装による着色で、黄色に近い色、こげ茶色、ワインレッドなど様々。表面には光沢がある場合が多いが、光沢のないマットフィニッシュもある。クラリネット・オーボエの黒檀系より寒さに強く割れにくい。

【バソン】
パリサンダーというローズウッド(紫檀)の仲間で、クラリネット・オーボエのグラナディラ(黒檀)に近い材質。比重が重くて堅い。表面は塗装による着色が無くこげ茶色で光沢なし。メイプルよりは割れやすい。

このようにまず材質と仕上げからしても全く異なります。見た印象もかなり異なります。

形状


【ファゴット】
管全体的にバソンより太め。ベルは白いリングのついたジャーマンベルが主流だが、金属リングが付いたフレンチベルもあり、内径はいずれも開いていない。テナージョイントの膨らみは曲線的。右手用のハンドレスト有り。

【バソン】
管全体的にファゴットよりスリム。ベルは金属リングと段差がついたフレンチベルで、ベル先端の内径は少し開いている。テナージョイントの膨らみは直線的。右手用のハンドレスト無し。ファゴットよりもフラットベンドのボーカルを見かける。

・ファゴットとバソンのベル、ボーカル周辺
ファゴットとバソン(カタログより)ファゴットとバソン(カタログより)
ファゴットもバソンを基にしたフレンチベルの楽器があります(FOX、モーレンハウエルなど)。これにより高音域が出しやすくなるとか、音色が柔らかくなるとか言われていますが、真相は不明です。

運指


【ファゴット】
バソンよりキー機構が充実・進化していてくキーが多く、操作は比較的しやすい。ウィスパーキーとC#キーは左手親指側にあり、LowC#とLowD#キーは小指側にある。

【バソン】
ファゴットよりキー機構は原始的でキーが少なく、バロックファゴットに近く操作は比較的難しい。ウィスパーキーとC#キーは左手小指側にあり、ロングジョイントのキーは全て親指。LowEはキーではなく指孔(中音Eでも押す)。

・ファゴットとバソンの左手親指側
ファゴットとバソン(カタログより)ファゴットとバソン(カタログより)
・ファゴットとバソンの右手親指側
ファゴットとバソン(カタログより)ファゴットとバソン(カタログより)
基本部分は共通ですが細かい部分にかなりの違いがあります。また完全なオクターヴキーがない等、他の楽器に比べてあまり合理的に整理された機構でないことは変わりません。

音色


【ファゴット】
柔らかさと響きの豊かさ、重厚さがある。主体的というより客観的で合奏に調和しやすい。バソンよりも音量やダイナミクス幅は大きい。


【バソン】
柔らかさはあるがファゴットほどではなく、重厚さよりも華やかさのあるソロ向きな音色。主体的で合奏では浮き立ちやすい。音量はファゴットよりも小さい。


※2つの動画は同じ曲(サン=サーンス/ファゴットとピアノのためのソナタOp.168)ですので聴き比べてみて下さい。

追加:様々なフレーズをファゴットとバソンで比較した動画


まとめ


ファゴットは響きが豊かで機構が進化し、バソンはソロ向きの音色で構造はより原始的です。このように基本構造は似ているが違いが多い楽器、という感じです。二者の違いはドイツとフランスの文化や考え方の違い、ということなのかもしれません。運指も異なるのでファゴットが吹けてもいきなりバソンが吹けるというわけではなく、別に1から覚えないといけません。リードも異なるようです。

歴史的にはファゴットが選ばれてきたわけですが、優劣というわけではなく、どちらも個性を持った素晴らしい楽器だと思います。近年はファゴットのフレンチベルの導入や、バソンのU字管の改善など、お互いの良い所を取り入れているのが分かります。ファゴットを吹く時もラヴェルやドビュッシー等フランスの作曲家はバソンを想定していたということも念頭に置くべきです。

小山清先生のバソンのCDを持っていますが、バソンの素朴な音色も大好きです。いつかはバソンも演奏してみたいです。(後日試奏しました

♪小山先生のCDの1つはこちら。視聴もできます。

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【関連】ビュッフェ・クランポンとデュカスのバソンを試奏しました
【関連】ヘッケル式ファゴットに似せたデュカスのバソンを見て思うこと



タグ:音楽 ファゴット バソンコメント(0)

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