コントラファゴット - Kontrafagott(Contrabassoon)

コントラファゴットは大編成の管弦楽・吹奏楽で限定的に使用されるあまりお目にかかれない大きな木管楽器です。ファゴットより1オクターヴ低い設計で、専用の大きなダブルリードを吹いて演奏します。コントラバスに相当する音域でパイプオルガンの低音のように深くて豊かな響きを持ち、オーケストラ全体を大きく支えます。コントラバスを補強したり木管セクションの最低音域として演奏したり、テューバのオクターヴ下で金管セクションを支えることもあります。

管弦楽ではバッハやヘンデルの曲でも用いられますが、交響曲ではベートーヴェンの交響曲第5(「運命」)の4楽章で初めて使用されました。編成が大きくなった近現代の曲では頻繁に指定され、ストラヴィンスキーの「春の祭典」等2本使用する例もあります。吹奏楽では指定があってもオプション扱いがほとんどで、同じ音域のコントラバスクラリネットと共に編成を拡張しサウンドをより充実させるための任意使用の特殊楽器という位置付けになっています。

管はほぼ木製(一部金属製)で全長は6m近くにもなり、4回折り返した構造になっています。楽器が重いためバスクラリネットのようにエンドピンを地面に立てて演奏します。楽器は分解できない楽器がほとんどで、そのまま巨大なケースに収納します。運指はファゴットと基本は同じですが細部に違いが有り、特に高音域は全く異なるので別途覚える必要があります。

価格は多くのメーカーで300万円~700万円台と非常に高価な楽器ですが、アマティやタケダバスーンが比較的に安価で費用対効果の高い楽器を製作し、近年団体や個人への普及が進んでいます。とはいえ依然絶対数が少ない特殊楽器の代表格であり、所有していると賛助依頼・楽器のレンタル依頼も多いです。

※レンタルは原則知人を中心としていますが、どうしても必要で困っている場合は相談に乗りますのでご連絡下さい。演奏会当日に楽団の楽器が壊れて急きょ貸した例もあります。

日記:タグ「コントラファゴット」もご覧下さい。
吹奏楽のコントラファゴット使用曲はこちら

コントラファゴットの写真

所有楽器の機種

メーカー:Amati (アマティ)
機種:ABN36s
定価:秘密
仕様:最低音Bb、G#替え指キー付き、ベル彫刻有、4ローラー ※最新機種と比べると、右手親指D#、小指F#の替え指キーがない。
購入時期:2005年3月6日
付属品:ハードケース、ストラップ、ボーカル2本(1番、2番)、ハンドレスト

高校から吹奏楽でファゴットを始めましたが、高校は公立校ながら比較的恵まれた環境で、3年の時に学校にコントラファゴットがやってきました。コントラファゴットは吹奏楽の中ではかなり高価で希少・特殊色がとても強い楽器ですが、この環境の中で身近に感じることで、いつかは自分の楽器がほしいと思うようになりました。大学を出た1年後、アマティというメーカーの楽器を比較的安価で入手できる機会があり(しかも誕生日に)、思い切って購入しました(その日はとても体調が悪かったのを押しのけて買いに行ったのを思い出します…)。ファゴット以上に希少度が高い楽器のため、年中様々な団体からお呼びがかかり、充実した演奏活動ができています。特に楽器編成にこだわりのある団体、音楽作りへの意識レベルの高い団体から呼ばれるケースが多く、個人レベルアップにもつながり、人間関係も広がり、充実した活動をしています。

コントラファゴットのCD

珍しいコントラファゴットの曲集のCDです。


ファゴットとコントラファゴットのデュオです。

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他にもスーザン・ニグロという奏者が複数のCDを出していましたが、最近は見かけなくなりました。