【演奏会後記】東京リサーチ合奏団 第43回定期演奏会

    演奏会後記

演奏会を無事終えました。今回も吹奏楽ではやらないようなクラシック曲を集めた独特な選曲の演奏会となりました。吹奏楽では避けられるE-durやH-durなどのハーモニーが響いていました。

・ホール前のモーツァルト像モーツァルト像今回特に印象的だったこと。ウィリアム・テル冒頭の長いチェロのソロ部分がファゴットになっていたのですが、その演奏が本当に素晴らしかった!この演奏会はこれだけでも聴く価値ありという程に。音域も高いし春の祭典並みに緊張感がある大変なソロだったと思いますが、とても表現しているのが伝わってくる演奏で刺激になりました。ファゴットが表現力がある楽器であることをすごく実感でき、そんなイメージを忘れずに演奏していきたいです。

自分は今回もコントラファゴットを吹きました。今回は降り番が多く譜面的にも音が少なくて淋しかったですが、コントラファゴットが加えるサウンドの厚みを楽しみました。いつもはファゴットの並びで列の端なのですが、今回はファゴットと離れてコントラバスクラとバリサクの間で低音グループの中に入る配置でした。自分の音そのものは混ざって聞えずらくなりましたが低音サウンドの分厚さをいつも以上に感じられました。

・ステージ上のコントラファゴットステージ上のコントラファゴットステージ上のコントラファゴット当団は平均年齢が高く、アマチュア吹奏楽団としてはプロの人や音楽教育を受けた人も比較的多く加わっています。一般的な吹奏楽とは異なるクラシック系のコンセプトを持っていてアレンジやサウンド作りも難易度は高く、何気ない所でそんな彼らの経験が生きているのかなと思います(コントラファゴットも結構無理のある譜面があって鍛えられました・笑)。そんな独特なサウンドを客席から聴いてみたいです。

東京リサーチ合奏団 第43回定期演奏会

【日時】2017年7月1日(土)14:00開場/14:30開演
【場所】かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホール
【指揮】鈴木 聡
【入場料】1,500円
【曲目】
J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」序曲
G.ロッシーニ:「ウイリアム・テル」序曲
L.ドリーブ:バレエ組曲「コッペリア」
P.チャイコスフキー:バレエ組曲「白鳥の湖」
※アンコール
A.ハチャトゥリアン:バレエ音楽「ガイーヌ」 子守歌
近藤雅俊:バースデー・マーチ

   

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Written by みやだい

ファゴット一眼レフ風景写真が好きな「みやだい」です。コントラファゴットやファゴッティーノやバソンも所有、風景写真は定期的にテレビ等に提供しています。旅行、猫も好きです。真面目マイペース平和主義、前向きでいたい。
X(旧Twitter) → @iadayim



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